こんにちは^ ^
大阪の「野菜たっぷり和食」料理研究家・大畑ちつるです。
2016年度おせちレッスン
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今日はおせちの基礎基本のお話。
おせちはそもそも何なのか?
おせち料理は実は1000年以上前からずっと同じ献立です。今では変り種がたくさんありますが、ごまめ、黒豆、なます....定番料理は変わりません。
もともとは神様に捧げる「神饌(しんせん)」という料理でした。お供えを下ろして、みんなで食べたことが始まりです。
初めは天皇家の方々だけが食べる宴料理「節ぶるまい」となり、それが下々に下って、節目をお祝いする「おせち料理」と呼ばれるようになりました。
私たち一般庶民が食べるようになったのは江戸時代。
小粋な庶民は一つ一つにとんちをきかせて願いをこめました。
きんとん
「金団」とも書き、黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年であるようにという願いが込められています。
えび
腰が曲がっている老人に見立て、腰が曲がるまで元気でいられるようにと長寿を願います。
くわい
上に芽が出るため、やがて「芽が出るように」という願いが込められています。
百合根
百合根は球根の鱗片(厚い葉)が多く重なっているのが特徴。子孫繁栄の縁起物といわれています。
昆布巻き
「よろこぶ」の言葉にかけた縁起物・巻いてある姿を書物に見立て、文化の発展を願います。
かまぼこ
蒲鉾は「日の出」を象徴。紅はめでたさと慶びを、白は清らかな心や神聖を表し、新しい門出を祝います。
れんこん
レンコンの特徴は9〜10個の空いた穴。
先の見通しがきく、というおめでたい縁起物とされています。
ヤツガシラ
イモが複数くっついていて、八方に頭があるように見えることから八つ頭といい、末広がりの「八」と人の頭に立つという意味合いがあります。
伊達巻
江戸時代、長崎から江戸に伝わった「カステラ蒲鉾」が、伊達者(シャレ者)たちの着物に似ていたので伊達巻と呼ばれるようになったようです。また、昔は大事な文書や絵は巻物にしていたので、おせち料理には巻いた料理が多くあります。文化発展の願いが込められています。
いかがでしたか?
1000年以上受け継がれている「おせち料理」。
ご先祖さま方のたくさんの想いがつまったお料理です。
今はコンビ二でも買えますが、せっかくなら今年はぜひ心を込めて手作りして、家族みんなで新年を祝いませんか?
■レッスン詳細■
・その場で食べてお持ち帰り3品コース
日時:12月28日 29日
14〜18時 調理、18〜19時半 喫食(忘年会!)
献立:15品
お持ち帰り:「さつまいもきんとん」「黒豆」「くわい煮」
価格:1万円
・お重お持ち帰りコース
日程:12月30日
1.午前レッスン:9〜13時頃まで
2.午後レッスンは17〜21時頃まで
献立:10品
価格:2人分 18000円、4人分 25000円
※おせち料理の献立は追って連絡します。
皆様のご予約、お待ちしております^ ^