今回は、再発リスク低減のための抗がん剤TS-1 副作用と対策シリーズとして、下痢について、お伝えしたいと思います。
私の場合、TS-1の副作用で、これまでの中で、大きかったものは、「味覚・嗅覚変化」と「下痢」の2つでした。
結論から言うと、下痢の兆候を感じたら、躊躇なく強めの下痢止め「ロペミン」を服用することが、下痢の症状、回数を多少は軽減出来るのではないかと感じています。
ただ下痢に関しては、手術後、食事の量が限られるため、腸ろうでエネーボ(栄養保持用の経管栄養補給の栄養剤)を通しての栄養摂取がメインになるためか、下痢は退院後、抗がん剤服用前から、週に何回かは起こる日常的な症状であったため、抗がん剤を始めた後も、下痢は液体で栄養摂取しているからで、抗がん剤の副作用だと認識することはしばらく出来ませんでした。
頻度も週に1日、2日くらいで、それも1日に1、2回程度。薬もその程度であれば「ミヤBM」(下痢、軟便、便秘、腹部膨満感などの各種腹部症状を改善する整腸剤)で十分という感じでした。
状況が変わりはじめた3サイクル目
まず、2サイクル目の休薬期間の後半から、3サイクル目の服用し始めの頃から、1日に3回、4回という、それまでにはない頻度の下痢が起こる日がポツポツと出始めました。
その後、3サイクル目の2週間の服用が終わり休薬期間に入った頃から毎日3、4回の下痢が1週間続くようになり、定期通院時に症状を報告したところ、担当医の先生から、「副作用ですね」と即答。後で抗がん剤の説明冊子を確認したら、書いてました💦。私の場合、一度は熟読したものの、「こんなことが起こりうるのか」と分かった後は、あまり「来るぞ!来るぞ!」と思い過ぎないようにしていたため、「はっ、これは副作用なんだ!」と起こってから気づくことが大半でした。
それが良いのかどうかは、多分、その人の性格にもよるのでしょうね😅
この時から、「ミヤBM」より強い下痢止めとして、「ロペミン」も処方してもらいました。
4サイクル目
やはり、抗がん剤服用期間の2週間を終えたくらいから、日に4、5回の下痢の症状が続きました。入院中、強い下痢止めを飲んで、反動で便秘になって辛い思いをしたトラウマで、この時も「ミヤBM」で様子を見ていたのですが、全く下痢は改善されなかったため、「ロペミン」に切り替えてました。それでも下痢はおさまらず、伸ばしてもらった休薬期間の2週間ずっと続きました。
5サイクル目
この頃になると、過去の日誌を見ながら、「そろそろ、来る時期だな」という予測と、お腹の調子で「これは、下痢になるんちゃう?」という感覚が掴めるようになって来たこともあり、「ヤバそう!」と思ったら、躊躇せず「ロペミン」を服用するようにしました。それが功を奏したのか、下痢のスタート時期は数日遅らすことが出来た(と思っている)のですが、休薬期間に入り4日後くらいから日に4、5回の下痢が始まり、1週間後くらいには日に9回という日も💦。
6サイクル目(2022年2月現在)
薬の飲み方が上手くなったのか、副作用のピークを越えたのか(そうであって欲しいと願っていますが)、休薬期間に入って、下痢は日に3〜5回程度で済んでいます(日に9回は流石にシンドい!リモートワークでも仕事に支障が出ます)。
下痢は、それ自体がしんどいだけではなく
仕事に支障をきたし
味覚・嗅覚変化で、食欲もなく
食べられるものが限られる中で、苦労してながら食べて
維持したり、少しずつ増やしてきた体重が
一気に減ってしまうことが辛い!!
どうにか、身体の声を聞きながら、薬を上手に服用することで、下痢の症状を改善したい!!
副作用のピークを過ぎるタイミングが早く来てほしい!!
そう願わずにはいられない日々です
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以下の記事は、全ての内視鏡医の先生、逆流性食道炎の経験者の方にお読み頂きたいとの思いで書いたものです。是非、ご一読ください‼️
最後まで、お読み頂き、ありがとうございました!!
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