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『GIRL NEXT DOOR 3rd Single「情熱の代償 / ESCAPE」(両A面)

3rd Single「情熱の代償 / ESCAPE」(両A面)
2008.11.19 On sale!

ABC・テレビ朝日系ドラマ「ギラギラ」主題歌
10月17日(金)21:00スタート!

【CD+DVD】AVCD-31503/B ¥1,890(税込)
【CD】AVCD-31504 ¥1,050(税込)

【CD収録】
  1. 情熱の代償
    ABC・テレビ朝日系ドラマ「ギラギラ」主題歌
  2. ESCAPE
    東芝携帯電話「 W65T(au)」TVCMタイアップソング
  3. 情熱の代償(Shinichi Osawa Remix)
  4. 情熱の代償(ice cream mix)
【DVD収録】
 情熱の代償<MUSIC VIDEO-SPECIAL VERSION>

ボク「出たねー、ついに」
ぼく「さすがに出ないわけにはいかないな、今日はぼくも」
ボク「なんだかこれまでとはまるで雰囲気違わなくない?」
ぼく「今回のコンセプトはShort storyなんだ。もちろんいろんなメッセージも込められてるけど、どちらの曲も一つのドラマになってる」
ボク「確かにねー。これまでとはまるで違ってショートショートの小説読んでるみたい」
ぼく「情熱の代償はドラマに合わせて創ったわけじゃないんだけど見事にハマったな」
ボク「へぇ、まさに偶然の確率ではまったってわけだ」
ぼく「うーん、どっかのレビューに偶然の確率って日本語おかしくない?って書き込みもあったけど、実は哲学の世界では結構古くから問われている命題でね。偶然の確率っていうのは果てしなくゼロに近いけど、偶然ということは起き得るわけで、その意味で確率はゼロじゃない。そしてこうやってその偶然が重なっていくことによって、偶然は必然に変わる」
ボク「まあ、それは今日はいいから情熱の代償の話聞かせてよ」
ぼく「あ、ああ、ごめんごめん、つい。あの歌詞はね、ムリに書かせることから始めなかったんだ。もちろんオートクチュールにしたかったのはいつもとおなじなんだけど、この曲では千紗と徹底的に話しあって、彼女の経験を聞き出していったらぼくの経験と重なるようなことがあってさ。それを追求していったら女の子の立場から見た考え方と男の立場から見た考え方に微妙なすれ違いがあることに気づいてさ」
ボク「それが情熱の代償?」
ぼく「そう。でも一つだけ徹底的に違うことがあって、彼女の場合問い詰める勇気がなかったらしいんだけど、ボクの場合は問い詰められちゃったんだよね。それで2パターン書いてみたんだけど、どちらがいいのか?って話しになっていろいろ試しながらあれこれやってたら結局この設定に落ち着いたわけ」
ボク「なーるほど。その頃はまだこんな展開になるとは思ってなかったからそういう時間が十分にあったわけだ」
ぼく「デビューさせられる確率はまだ限りなくゼロに近かったからね。それがこんなことになっちゃうんだから不思議なもんだよ」
ボク「嘘でもいいから否定してもらいたかった女心と、嘘はつけないという男心。男の考える優しさと女の考える優しさの微妙なすれ違い、知ることの不幸と知らないことの幸福。そういうことを伝えるならこっちの展開の方がよりうまく表現できるもんな」
ぼく「ただひとつだけ気がついたことがあるんだ」
ボク「なになに?」
ぼく「問い詰めた場合でも問い詰められなかった場合でも、結果は同じだったってこと」
ボク「なるほどですね、それが最後の一行、なのか」
ぼく「そう、物語の中での展開でもそういえるんだけど、どっちにしろ答えは一つだった、っていう、いわゆるダブルミーニングが隠されているんだ」
ボク「ふーむ。確かに男心だけではわからないよな?それがこのユニットの詩の世界観の一つの強みになっていくのかもね」
ぼく「まあそうなっていってくれることを願うに尽きるんだけどさ」
ボク「2枚目までのスタイルはどうするの?」
ぼく「あれはあれで残すさ。サウンドで統一感が演出されてるだけに、詩の世界観でバリエーション持たせないと幅が広がらないじゃない?」
ボク「なるほどですね」
ぼく「ぼく自身これまで経験したことのないプロモーション展開の中で始めたことだから、まず初めは千紗の存在感を身近な距離感に置くことから始めたかったんだ。だから敢えてあまり色の強くない普遍的な世界観で切り込んでいったつもりなんだけどさ。まあ最初はあれこれ色々いわれたよなぁ」
ボク「まあ仕方ないんでないの?あれだけ騒がれりゃ多少のリバウンドは税金みたいなもんでしょ」
ぼく「んー、色々思うところはあるけど、今回の作品でほんの少し個性を前面に出してみたからなぁ。ギラギラも好調だし、ESCAPEも千紗自信が出演するauのCMでかかるから、そういういい事象を通じて偏見を持たずに受け止めてもらえたらいいなぁ」
ボク「短いタイミングでリリースしてるのは?」
ぼく「それはぼくの担当範囲ではないのでいい加減なことはいえないけど、創ってる側の立場からひとつだけいわせてもらうと、作品を大事にしない創り手なんていないってこと。ぼくらがどんな思いで一つ一つの作品に向き合ってきているか、もちろん受け手のみんなには見えない部分だけど、それこそ本当に身体を壊してしまうんじゃないかってくらいみんな必死だよ」
ボク「そりゃ千紗とぼくがあれこれやりとりしながら書いてる過程を見ればよくわかるよ」
ぼく「まあ準備期間が長かったからストックがたくさんあったわけで、楽曲にも旬ってものがあるからそれを逃したくなかった、ってのがぶっちゃけた理由かな?」
ボク「あんまり寝かせておくとタイミング逃しちゃうからな。いまの音楽はある種聴き手にとっても消費文化になりつつあるからね。その時に受け入れられても一年後はどうかわからない」
ぼく「もちろんいま受け入れられるかどうかだって予測不能なんだけどさ。でも少なくともぼくが他のアーティストに書いている作品を大切にしてくれる人がいるってことから考えると、GIRL NEXT DOORだってそう大きく道からは外れてはいないはずだと思うんだな」
ボク「確かにぼくの目指すオートクチュールの歌詞というスタイルの究極の在り方だからな。今回のプロジェクトは」
ぼく「特に季節感の強い作品はなおさらだろ?」
ボク「え?そんなのあったっけ?」
ぼく「もう発表になってるよ。それを手に取ってもらえれば、ぼくらがいいたいことはわかってもらえると思う」
ボク「ああ、あれかぁ」
ぼく「そう、あれ。今回の3枚で少しでも興味を持ってくれるのなら是非聴いてもらいたいなあ」
ボク「ESCAPEは?」
ぼく「ああ、あれはメンバーとかと話していて、みんなそれぞれそういう時期があったな?とかいう話しになって、あの時のドキドキ感を再現してもう一度感じてみたい、みたいなところからできていった一番最初に創った作品。最もぼくのが十代だった頃には携帯なんて持てなかったけどね。千紗の世代にとっては高校生だって携帯は持っていて当たり前。でも基本的なドキドキ感は変わらないから、そのドキドキ感をお互いのアタマの中で膨らませて創っていったある意味の妄想のストーリー」
ボク「そういえば単車乗ってたもんな」
ぼく「ははは。それ以上いわないで(笑)」
ボク「まあ、今日はそこら辺で止めておきなよ」
ぼく「そうだね。後は聴いてもらってどう感じてもらえるか。これもまた一つのドキドキ感だけど、約5分の短いドラマの中にもいろいろなメッセージが隠されているから、それを一つずつ見つけていく楽しさを感じてもらえたら、ぼくらとしてこれ以上の喜びはありません」
ボク「と、いうことでGIRL NEXT DOOR3rdシングル情熱の代償/ESCAPE」
ぼく「よろしくおねがいします!m(_+_)m」
ボク「ヨロシクオネガイシマス!m(_+_)m」