こんばんは
台風が接近していますが、いかがお過ごしでしょうか?
今日は昨夜放送のダンダリン第4話について少しお話します。
番組が始まる前は、採用内定者を会社の都合で内定取り消しをする、いわゆる内定切りがテーマかと思いましたが、考えてみれば、内定切りは解雇と同等。
解雇の是非については解雇無効を提訴して争うとか、労働局などにあっせんを求めるなどの方法で解決することであり、労働基準監督官の権限の範囲外です。
そこででてきたのが労働基準法第104条第2項「使用者は前項の申告をしたことを理由として、労働者に対して解雇その他不利益な取り扱いをしてはならない」という規定でした。
採用希望者が「会社の研修が内定を辞退させるよう仕向けた不当なものである」と監督官に話したことを理由に、会社側は、「そのような会社の内情を外部の者に話すような者は開発の仕事なんかに就かせられない。ここでは希望をかなえられないので他に就職先を求めたほうが良いんじゃないか?」といったことをしていることに対して是正を求めるというものです。
さすがにそれで摘発されると会社の信用がガタ落ちとなるということで、かってに人事部長がやったことだということにして、内定者に詫びて、全員採用することにしたようです。
しかもその顛末を社告を出して公にしている。
採用内定者はみんな大喜び。
しかし、人事部長は無実の罪(社内的な)を着せられ、降格!
今回は嫌な後味です。