薄毛の原因についての、東京医科歯科大の西村栄美教授さんたちの研究について、

Science誌の元論文の解説(英文)は、ここにあります。

http://www.sciencemag.org/news/2016/02/one-reason-your-hair-thinning-some-it-turns-skin

鍵となる物質は、コラーゲン 17A1とされ、この物質を中心に薄毛治療の方法が模索できるかもしれません。

西村さんたちの実験は、まず歳をとったマウスでコラーゲン 17A1の破壊を確認する一方で、人間の被験者(女性ですが)においても、加齢にともなってコラーゲン 17A1のレベルが減少することを確認したようです。

同号のサイエンスには、コロラド大学の研究者たちの、薄毛と転写因子(DNAに特異的に結合するタンパク質で、DNAからRNAへの転写過程を制御)の関係についての論文も掲載されています。

二つの論文のURLは、こちら

西村らの論文

http://science.sciencemag.org/content/351/6273/aad4395?_ga=1.228444765.1946048101.1454629366

コロラド大学の方

http://science.sciencemag.org/content/351/6273/613?_ga=1.1869553.1946048101.1454629366