以前から、任命責任とは何か、よくわからない。

任命権者が、誰かを任命する時に、その人の資質が職務に適合するかどうかについて、十分に調べ、注意を払うことは当然だと思う。 

しかし、日本における「任命責任」は、注意義務を果たしたかどうかにかかわらず、結果としてその方がスキャンダルなどを起こして辞任した場合などの、「結果責任」という意味で使われることが多いような印象がある。

「任命責任」が「結果責任」ということになってしまうと、何か筋が通らない気がする。

 政策に対する賛成、反対はそれとして論じるべきだが、「任命責任」は、「任命において、十分な配慮、注意を果たしたか」という意味でのみ使われるべきだと私は思う。

さて、果たして今回の甘利さんの場合は、どうだったのでしょうか?