『超健康と長寿の専門家』・『痛みの専門家』の益子竜弥による、『「両極」の治療:痛みに対する最先端の治療』の続きです。

 

「認知行動療法」の続きです。

「認知行動療法」は、「うつ病」などの精神疾患のほか、「睡眠障害」、「慢性痛」、「糖尿病」などの疾患でも有効性が確認されている、とお伝えしました。

 

今回のテーマは「痛み」ですから、「慢性痛」に対する「認知行動療法」の効果についてご紹介します。

 

「認知行動療法」は、「慢性疼痛」に対して、他の精神療法より有効である。

Morley S et al. Pain 1999.

 

「認知行動療法」による治療を受けた「慢性疼痛」患者は、「認知行動療法」が終了した後も、6か月以上にわたり効果が持続していた。

Flor H et al. Pain 1992.

このような報告があります。

つまり、世界的には、「慢性痛」つまり「痛み」に対して「認知行動療法」が有効であるということは既に既知であるということです。

 

しかしながら、ここでもまた問題が出てきます。

 

それは、「認知行動療法」は「痛み」に対して有効であることが報告されているにも関わらず、「痛み」を治療する科である「麻酔科」や「整形外科」では、ほとんど全く「認知行動療法」が行われていないという事実です。

 

その理由にはたくさんあると思いますが、主なものは以下だと思います。

 

①そもそも、「認知行動療法」というものを知らない。

→おそらく、これがメインの理由だと思います。

 

②「認知行動療法」という治療法は聞いたことがあるが、「痛み」に有効であるという事は知らない。

→これは、少ないと思います。

 

③「認知行動療法」は、基本的には「精神」つまり「心」に対するものなので、精神科医以外では、「精神」に対する馴染みがなく、敬遠してしまう。

→これもあると思います。デカルトの「二元論」以来、西洋医学は、「精神」と「身体」を分けて扱うようになったため、わかる気はします。僕も以前までそうでした。

 

③自分たちの科で主に行われている治療法以外には興味がない。

具体的には、麻酔科であれば、内服治療や各種ブロック治療、整形外科であれば、内服治療や手術以外の治療法は、基本的に興味はなく、学ぼうともしない。

→残念ながら、これは事実です・・・

 

僕自身も、以前は、

「③「認知行動療法」は、基本的には「精神」つまり「心」に対するものなので、精神科医以外では、「精神」に対する馴染みがなく、敬遠してしまう」

でした。

 

ですが、多くの「痛み」に困っている患者さんの治療を行うにつれ、どうしても「精神」の影響を無視することができなくなったため、「精神」や「認知行動療法」を独学で学び、現在は、「認知行動療法」による治療を行っています。

 

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