2016年03月18日

グルカゴンの測定法

テーマ:糖尿病

群馬大学の北村教授の御講演を拝聴する機会があった。

従来のグルカゴン測定法は、グルカゴンのC末端に対する抗体を用いており、グルカゴン以外のペプチドも測定してしまっているという問題点があった。

一方、北村先生の測定系は、N末端とC末端両者の抗体を用いており、より正確なアッセイが可能。


従来の測定系でグルカゴノーマが疑われる血中レベルだが、精査してもまったく内分泌腫瘍が見つからない場合に、群馬大学に正確なアッセイ系での再測定を依頼した結果、正常範囲と判明したとの症例があるとのこと。


数年前にお伺いした時には、ブドウ糖負荷試験でグルカゴンが正常者でも上昇するという衝撃の結果だったが、やはりそれは誤りだったようだ。その後の検討で、グルカゴンはやはりブドウ糖負荷後は下がるという訂正をお伺いできた。


ただし、食事負荷試験後、特に高蛋白食の場合、グルカゴンは上昇するとのこと。

アミノ酸受容体であるSU受容体はβ細胞だけでなくα細胞にも存在するため、ありうることだ。

では、SU剤でもグルカゴンは上昇しているのか。生理的な意義は分かるようにも思われる。


北村先生のアッセイ系は、厳格すぎてグルカゴンのコンフォメーションが少し変化するだけで測定できなくなっており、過小測定になっていると判明したそうだ。現時点で最も正確な測定系は、Mercodia社のアッセイ系とのことだった。

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