「意志を強く持たなくては」
「僕（私）は意志が弱いんだ」
そんなことを思ったことはありませんか。
勉強にせよ、
仕事にせよ、
ひとつのことを継続するには強い意志が必要です。
ところが、そんな強い意志を保ち続けることはなかなか難しいことも。
そんなときにはどうしたらよいのでしょうか。
強い意志を持ち続けることが難しいとき。
私たちは自分のお尻を叩いて
「やらなければ」
「そうしないと大変なことになるぞ」
と自分に言い聞かせることが多いですよね
まるで、自分に不安や恐怖を与えて、
それから逃れないと大変だぞというように。
しかし、そんなときには自分の好きなことに逃げ込むことも。
例えば
ゲーム、
読書、
遊び
・・・。
楽しいことには目がないようですね。
すると、「こんなことではいけない」とは思ってしまい、
「やっぱり自分は意志が弱いんだ」と自分を責めてしまう。
けれども、実はそんな自分のあり方にヒントが隠されているようなのです。
好きなことをやっているときには、
「今この瞬間」を楽しんでいる自分がいます。
大好きなことをやっているときほど時を忘れることはありません。
ところが、「やらなけば」と思っていることの背景には、
「やりたくないけれど」という思いが隠れているということなのでしょう。
「やりたくない」ことをやるのは、誰にとってもイヤなものですよね。
ですから、「やらなければ」などという”意志”を持った途端に未来志向になって
「今この瞬間」を楽しむ、夢中になるということができなくなるということでしょう。
このなんというパラドックス。
意志を持つということは、
実は「今この瞬間」という現実を骨抜きにするということなのです。
ところが、私たちを夢中にさせるのは「今この瞬間」に夢中になることなのですから、
そこに私たち自身の身を置くことが必要になります。
そして、夢中になり続けるその先に、
結果として”意志をもって実現したい課題”を、
自然にできてしまうことが必要だということでしょう。
そのためには、「やらなければ」という課題に対して、
まず「どうすれば自分は夢中になれるだろうか」と考えてみることから始めること。
そしてそれが見つかったらもうしめたものです。
ですから、意志を手放したときが、
私たちの輝かしい未来を創るときなのかもしれませんね。
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