サブプライム問題を機に揺れる米国金融市場だが、予想通りFOMCが金利を0.5%引下げ即日

実施した。これをい受けNY市場も株式市場が急騰。金利引下げを好感した買いが入り大幅

上昇となった。


これを受け日経平均も寄り付きから急騰、500円以上の上げえ推移している。為替も1円近い

円安に振れていることから輸出関連銘柄が幅広く買われている。サブプライム問題を連想して

売られた金融セクターの銘柄の買い戻しも続き株式市場は強気歩調だ。


ただ一連の金融政策は更なる過剰性流動性資金の温床となりインフレバイアスに今後とも大きく

傾く懸念がある。90年代のデフレ政策に慣れきった我々だが、この世界にバラ撒かれた紙幣

(紙切れ)はいずれモノに向かうインフレに大きく転換していくこととなるだろう。


今日も商品市況は強くNY原油先物は1バレル80ドルを越え最高値更新、ゴールド価格も

上昇基調にある。金が金を産む金融市場から直接生活に影響ある食物や資源に資金が商品市場に

流れ何か息苦しさを感じる日も近いだろう。大変な時代に突入したのである。