今日の新聞で一番目についた記事。
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二度とこの事件を起こしてはいけないと思いつつ、先日発売したばかりの文藝春秋11月号で、この件について特集が組まれていたので、一部ご紹介させていただきます。

ちなみに私はこの記事を読んだのが、午前0時頃。現場が赤裸々に再現といいますか、細かく伝わり、鳥肌が立ち、しばらく寝ることができませんでした。

・結愛ちゃんは2018年1月下旬から五目豆やもずくといった低カロリーの食事しか食べさせてもらえなかった。1ヶ月余りで体重の四分の一を失って3月2日死に至った。

・厚生労働省によれば、17年度に虐待の末に死亡した子どもは52人。03年以降、虐待死は累計で実に779人に上る。

・専門委員会は『家族のなかで力の不均衡(夫婦間)が生じていれば、子どもへの虐待に対する抑止力が家庭内で働かず、子どもが死亡する等の事態に陥る危険性が高まる。』母への「支配」が子の「死」を招く。これが周知徹底されていれば、児童相談所や病院がより強い緊迫感を持ち得た可能性もある。

・優里(母)の心の傷になっているのは、雄大(父)が結愛の腹をサッカーボールのように蹴りあげた場面だ。

・雄大(父)は毎日、優里(母)に長時間の説教を始めた。どんなに謝っても許されず、「腹落ちしていない」と反省点を追及してくる。

・一時保護された結愛は児童相談所に「ママも叩かれている」と伝えたが、DVとはあざのできるほどの暴行であると警察も、児童相談所も、さらには優里(母)自身も思い込んでおり、その認識の甘さからDVは見逃された。

・助けを求めたが救いを得られなかった優里(母)は失望し、「やはり努力をしない自分があほで母としても妻としてダメで雄大(父)が正しいのだ」という思いを深める。

・「生活態度がだれている」「娘が太った。一からやり直しだ」と再び優里(母)と結愛に対して厳しく接した。

・精神科医によると、「結愛が悪い、自分が悪いと言っていれば機嫌がいい夫と表面上は一体化することで、心を保とうとしています。」これを迎合の反応という。

・<もうおねがい ゆるして ゆるしてください>結愛が残したノートの一文は、結愛がこれ以上雄大(父)から怒られるのを防ぐため優里(母)と二人で書いたもので、結愛の当時の心情をそのまま認定することはできないと判決が出た。

・雄大(父)は「妻は私の言葉に洗脳され意見が言えなくなった」と供述した。

・優里(母)は「やっぱりDVが快感だったんだなってわかった。わたしだけがわかっていなかった。そう知って、時が止まったような思いでした。」

以上、印象的な部分を書かせていただきました。
私にも2人の子どもがいます。正直とっても可愛いです。そして、スクールガードをしていると、元気な小学生を見て、やっぱり可愛いです。幼い命をDVで奪うなど、私には考えられません。なぜ雄大被告はこうなってしまったのか...。信じられません。

今回のやり取りを見ていて、気を付けなければならないこと。それは、子どもの様子を見ることは絶対ですが、夫婦間を見るだけでも、児童虐待を疑わなければならないということだと思います。

二度とこの悲しい事件を起こさないためにも、行政機関に提案していきます。