釜石山林火災募金活動.1 | いまを生きているということ

いまを生きているということ

震災当日まで北上営業所長としてJR工事に携わっていた私が1000年に1度の震災に遭った釜石へ翌日から舞い戻り、被災した自社と育てて頂いた地元釜石の復興への想いを綴ります。

 人生初めての募金活動をさせて頂きました。

 

 6日の朝、岩手県建設業協会の広報マンガで『我らイワケン』で大変お世話になった雫石在住のマンガ家「そのだつくし」さんより、釜石の森林火災跡を取材したいけど現場に入っても迷惑にならないでしょうかと連絡を頂きました。


 釜石地方森林組合さんにお尋ねした所、取材して頂けるなら有難い、今回の森林火事を1人でも多くの方に知って頂けるような取り組みには協力したいと言ってくれました。


 その話の中で初めて山主さんはこの山火事でもう山林の復旧を諦めかけるほど落胆している事を知りました。


長い年月をかけて育てた木を売りその代金で苗木を購入し整備を繰り返していく中でこの山林火災がその繰返しを断ち切ったからです・・・
 

釜石地方森林組合さんから聞かなければこの状況に気づけなかった事
自分自身にショックを受けました。

 

少しでも多くの方に今回の山林火災を知って頂きたいとの事でしたとそのださんにお伝えするとそのださんも何か応援したいと言います。

東日本大震災・熊本地震でも色々な活動をなさっていました。

実際、ハガキ・Tシャツ・缶バッチなど作成して支援もしています。

そのださんは「イラストでよければ描きますよ」と言って下さりました。


 我が街、釜石は「魚の街」です。

「森は海の恋人」と言われています。

山があるから海も輝く

釜石が魚の街として元気で活気のある街で有る為に森林が不可欠だと思います。

焼け果てた森林は長い年月をかけなければ再生出来ない事

次の世代へより良いバトンを渡したいと活動する私達が森林の再生の少しでもお手伝いをする事で未来へ繋がなければいけないなのでは?そう考えたら何かしなければいけないと思いました。

 

ちょうど5日後、私達が実行委員を務める釜石はしのうえ朝市が開催されます。


当初、その日は息子の野球スポーツ少年団が県大会出場をかけた決勝戦があり、コーチを務める私はそちらに向かう事にしていました。
ところが急きょ前日の土曜日に決勝戦の日程がズレました。

私は朝市へ不参加という事で役割がありません

一昨年の12月釜石で朝市を開催を実現する為に見学に行った八戸舘鼻岸壁の朝市

その朝市で八戸市のシンボルである火災で焼け落ちた蕪島神社の募金活動が行われていた事を思い出しました。
 

本来参加出来なかったはずの釜石はしのうえ朝市

見学した舘鼻岸壁朝市で行われていた蕪島神社再建の募金活動

 

これは私に募金活動をしろという神さまの采配だと

勘違いしてしまいました。

 

募金活動は誰にでも出来る身近な支援活動だと思うから

 

勘違いをお伝えすると森林火災跡を歩いているそのださんから『帰ったらイラスト描いて送るから』とメッセージを頂きました。

 

そして素敵なイラストが届きました。

 

焼けた切株から新たな芽が出たイラスト

 

そのイラストにコメントを添えて募金活動を行いました。

明日に続きます。