【2020.6.29終航】東海汽船2代目さるびあ丸〜あの日の想いを乗せ、東京竹芝から永遠の旅立ち | 湘南軽便鉄道(Shonan.Lightweight.railway)

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※記事最後に、2代目さるびあ丸のその後(引退後)の動向に関する追記あり【2020.7.21更新】


東海汽船の大型貨客船 2代目「さるびあ丸」(1992年(平成4年)12月就航)
・2020年(令和2年)6月25日(木)〜26日(金)、最終航海(東京〜三宅島〜御蔵島〜八丈島航路)。
・同年6月29日(月)正午、東京竹芝桟橋を最終出航、永遠の旅立ちへ。





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2代目さるびあ丸から、3代目さるびあ丸へ。
〜あの日の想いを乗せ、さるびあの花を咲かせよう〜

東海汽船株式会社130周年&新造船就航記念イメージソング・藤井恵「Islands Blue」「ことばの贈りもの」



《東海汽船ホームページより》
2代目「さるびあ丸」、3代目「さるびあ丸」が両方掲載されていた船舶交代過渡期だけの貴重な画面



《東海汽船公式ツイッター等より》
2020年(令和2年)6月25日(木)、2代目「さるびあ丸」最終運航(三八航路)、3代目「さるびあ丸」デビュー初日(神津島航路)。
22時30分、新旧2隻の「さるびあ丸」が東京竹芝桟橋を同時出港。桟橋ではペンライトなどで「光のお見送り」。ドック明けで造船所から東京竹芝桟橋に戻ってきた「橘丸」も2隻のさるびあ丸をお見送り。
翌朝のNHKテレビニュースでも報道。

船内の各島運航状況。復路の御蔵島だけ天候調査中で着岸未定(→その後欠航に)。

2020.6.26三八航路上り便、八丈島最終出港時の様子

2代目「さるびあ丸」から取り外した行先板

見送りする島民


2020.6.26三八航路上り便、御蔵島は海況不良により欠航

2020.6.26三八航路上り便、三宅島最終出港時の様子 

三宅島の小学生の寄せ書き。

2020.6.26三八航路上り便東京竹芝桟橋到着時の様子







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2020年(令和2年)6月29日(月)、
2代目「さるびあ丸」最終出航日。最後の旅立ちの日。

既に、新船の3代目「さるびあ丸」は離島航路で活躍中


3代目「さるびあ丸」は、6月25日(木)、東京〜大島〜利島〜新島〜式根島〜神津島航路に就航。
この新しい3代目「さるびあ丸」は、小笠原海運「おがさわら丸」のドック期間中は、代船として小笠原航路(東京⇔父島)にも投入される。

離島航路貨客船や東京湾納涼船等、全ての任を解かれた、2代目「さるびあ丸」との別れの日

東京竹芝桟橋の竹芝中央広場3階、ボードウォークにて、最後の「音のお見送り」
船内からドラの音が響き渡り、桟橋からは蛍の光でお見送りを実施。

梅雨の晴れ間、最終出航を待つ2代目「さるびあ丸」の勇姿

長年に渡り東京と離島を繋いできた貨客船




船首の社旗がたなびく。















引退を記念する横断幕



富士山の形をした煙突には、長い歴史を有する東海汽船伝統のファンネルマーク

後部マストにも東海汽船の社旗がたなびく。


2代目「さるびあ丸」は、東海汽船グループの船舶では、レストラン船「ヴァンテアン」(6月末で引退)とともに、伝統的に、各階を「Aデッキ」「Bデッキ」などとアルファベットを用い呼称する最後の船だった。








煙突とサイドデッキは、富士山をイメージしたデザイン。2代目さるびあ丸とほぼ同時期の1989年(平成元年)にデビューした商船三井のクルーズ客船「ふじ丸」も富士山をイメージしたデザインを用いている。平成時代初期の客船デザインのトレンドだったのかもしれない。



隅田川の河口に位置する竹芝桟橋

奥には東京スカイツリーも見える。

竹芝桟橋から望む東京スカイツリー

ボードウォークにも横断幕
















岸壁には、各島民から贈られた寄せ書き。

三宅島の小学校の寄せ書きも。

信号旗を掲げる。




東海汽船株式会社130周年&新造船就航記念テーマソング・シンガーソングライター藤井恵「Islands Blue」の両A面シングル曲「ことばの贈りもの」が桟橋に流れる。



「東京」以外全て抜き取られた行先板。各島の行先板は、最終航海時に各島に贈られた。

そして、最後まで残った「東京」の行先板も、この後外された。


小笠原村観光局公式キャラクター「おがじろう」が、さるびあ丸のCデッキに乗り込む。

Cデッキから階段を上がりBデッキへ。

2代目「さるびあ丸」に乗船した「おがじろう」(左)と、新島村非公認ご当地キャラクター「くさヤーマン」(右)。
ちなみに、「くさヤーマン」は、伊豆諸島の名産品「くさや」の食わず嫌い克服PRと伊豆諸島・新島村の観光PRをしているキャラクター。

その後、おがじろうとくさヤーマンは、2代目「さるびあ丸」から下船。

東海汽船キャラクター船長「キャプテンたちばな」

左から「おがじろう」「キャプテンたちばな」「くさヤーマン」。一同に揃うのはかなり貴重なショット。

「キャプテンたちばな」「おがじろう」「くさヤーマン」皆で2代目さるびあ丸を見送り。


「音のお見送り」。鐘の音が鳴る。

操舵室後ろの鐘

鐘《東海汽船公式ツイッターより》。デビュー当時の船名「さるびあ丸2」のまま。

2代目「さるびあ丸」就航から28年間、今まで人前で披露されることがなかった厳粛な鐘の音が初めて響き渡る。

鐘の音が鳴り終わると同時に、Bデッキのサイドデッキには、船長(キャプテン)はじめ乗組員一同が並ぶ。

船長の挨拶

厳粛な最後の挨拶




挨拶を終え、乗組員一同「礼」


いよいよタラップを取り外す。

タラップが外されたさるびあ丸。出港準備完了。

「音のお見送り」
出港前の銅鑼(ドラ)が鳴り響く。

出発準備が整い、静まり帰った竹芝桟橋。 
船長の「レッコ」(Let go all shore line!、船を係留しているロープ(ホーサー)を離せ!の略)の合図で、
岸壁側の係員がを吹くと、係留用のロープが岸壁から取り放され、出港!

桟橋に「蛍の光」のメロディーが流れ、2代目「さるびあ丸」はゆっくり動き始める。

そして、2代目「さるびあ丸」は、別れの汽笛(長声3発)を鳴り響かせる。






レストラン船「ヴァンテアン」が別れの汽笛を3回鳴らし、2代目「さるびあ丸」も汽笛(長声3発)でこれに応える。



ゆっくり竹芝桟橋を後にする。

長年の母港を離れ、永遠の旅立ち。



丸く美しい船尾


二度と戻ってくることのない最後の旅立ち

東京消防庁の消防艇「おおえど」と「ありあけ」が、放水により、2代目「さるびあ丸」を見送り。




「ヴァンテアン」は、信号旗UW(ご安航を祈る)を掲げ、2代目「さるびあ丸」を送り出す。そんな「ヴァンテアン」も6月末で引退し航路廃止。

日の出桟橋のレストラン船「シンフォニークラシカ」「シンフォニーモデルナ」も信号旗UWを掲げ、2代目「さるびあ丸」の安航を祈っていた。

消防艇の放水に見送られ、2代目「さるびあ丸」は母なる港・東京竹芝港を去っていく。




レインボーブリッジをくぐる2代目「さるびあ丸」

大井コンテナ埠頭と、2代目「さるびあ丸」

栗林商船の神加丸も出港


28年間ありがとう! さるびあ丸

2020年(令和2年)6月29日(月)正午に東京竹芝桟橋に最後の別れを告げた2代目「さるびあ丸」は、同桟橋出港後、東京湾内の浦安沖で錨泊。
7月1日(水)午後に浦安沖を出発。大阪へ回航のため、悪天候の中、太平洋の大海原へ。
7月2日(木)夜に大阪到着。しばらく大阪湾に留め置いた後、7月5日(日)午前9時頃、整備を行う大阪府のサノヤス造船大阪製造所入り。
7月17日(金)午後大阪を後に宮城県石巻へ。19日(日)朝石巻港沖到着。20日(月)15時頃石巻の造船所・ヤマニシに入り係留。その後外国へ売却されると思われる。売却が決まるまでのしばしの間、引退した2代目「さるびあ丸」は、本造船所でエンジン(機関)を全停止し、日本での最後の時を過ごす。




※同年7月2日(木)朝、三重県沖の太平洋を大阪に向け回航するさるびあ丸 @神戸から東京竹芝桟橋へ回航中の東海汽船新造高速ジェット船「セブンアイランド結」船上から《東海汽船公式ツイッターより》


※同年7月18日(土)昼、伊豆諸島の利島から大島へ向かう上り定期船・現「さるびあ丸」(3代目)と、大阪の造船所から石巻(宮城県)の造船所へ回航する先代「さるびあ丸」(2代目・今年6月引退)が、利島沖でサプライズで交差した。これが両船今生の別れ。《東海汽船公式ツイッターより》




★動画↓↓↓↓↓



2代目さるびあ丸から、3代目さるびあ丸へ。
〜あの日の想いを乗せ、さるびあの花を咲かせよう〜

東海汽船株式会社130周年&新造船就航記念イメージソング・藤井恵「Islands Blue」「ことばの贈りもの」




(終わり)