こんばんは、兼業トレーダーのTAKUです。口笛

 

2025年10月6日(月)週明けのニューヨーク市場です。

 

朝起きて、チャートを見たらびっくり!びっくり

 

大きく窓を空けて相場が再開していたため、

本日はFX・株式トレードでもよく見られる窓空け(ギャップ)について、
初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

 

 


2025年10月6日(月)、週明けの東京市場で何が起きた?

2025年10月6日(月)の東京市場。
週明け早朝からドル円が149円台に急伸しました。

 

その背景には、10月4日(土)に行われた自民党総裁選で高市氏が勝利したというニュースがあります。


市場では別候補の勝利を予想する声が多く、
高市氏の勝利は"想定外"のサプライズとなりました。

 

高市氏は「金融緩和の継続」や「経済重視」の姿勢を示しており、
投資家の間では「円安要因」として受け止められました。

 

結果、週明けのアジア市場(特に東京市場前)でドル買いが急速に進み、
ドル円は前週末比で約2円(200pips)も上昇
チャート上には大きな"窓(ギャップ)"が出現しました。

 

2025年10月6日(月)ドル円 1時間足チャート

※2025年10月6日(月)ドル円 1時間足チャート

 

 


窓空け(ギャップ)とは?初心者にもわかる基本解説

窓空け」とは、前週の終値と次の週の始値の間に価格の空白(ギャップ)ができる現象です。

 

FX市場は平日ほぼ24時間動いていますが、
土日は世界中の金融機関が休場します。
この"取引の空白時間"に大きなニュースが出ると、
次の営業開始時にその影響をまとめて織り込む形になります。

 

 ☑具体例:

  • 金曜終値 → 147.00円

  • 月曜始値 → 149.20円
    この場合、2.20円(220pips)の窓空け上昇となります。

 

チャートの窓空けが起こるメカニズム

では、なぜ価格が飛んで始まるのでしょうか?
チャートの窓空けが発生する主な要因は以下の3つです。

① 需給の急変

週末のニュースにより「買いたい人」「売りたい人」のバランスが大きく崩れます。
取引再開時、注文が一方向に集中し、価格が前回の終値から離れてスタートします。

② 流動性の薄さ

月曜の早朝は取引量が少ない時間帯です。
参加者が少ないため、少しの注文でも価格が大きく動きやすい環境になります。

③ 自動売買(アルゴリズム)の反応

最近はAIがニュースを自動で解析して瞬時に売買を行う仕組みが一般的です。
この"自動反応"が初動をさらに加速させ、
ギャップを拡大させるケースも増えています。

 

 


窓空け後の値動きとトレードの考え方

トレーダーの間では、「窓はいつか埋まる」という格言があります。
これは、価格が一時的に飛んだ後、
時間をかけて再びそのギャップを埋める(元の水準に戻る)傾向を指しています。

 

しかし注意したいのは、すべての窓がすぐに埋まるわけではないということ。

 

今回のように、政治イベントや政策変更など"ファンダメンタル(本質的要因)"が強い場合は、
窓を埋めることなくトレンドが継続するケースもあります。

 

 


初心者トレーダーが意識すべきポイント

初心者の方は、窓空けを見つけたら次の3ステップで考えると分かりやすいです。

  1. なぜ窓が空いたのか?(ニュース・要因を確認)

  2. 市場の反応は一時的か、継続的か?(トレンドの方向を判断)

  3. 戦略を決める(窓埋め狙い or トレンドフォロー)

👉重要なのは「感情的に動かないこと」。
"窓が空いた=チャンス"ではなく、理由を理解してから行動することが大切です。わからないときはトレードをしない。

 

 


まとめ:窓空けは市場心理の可視化

窓空けは、ただの「価格の飛び」ではありません。
それは、市場参加者の心理と需給バランスの変化を目で見える形にした現象です。

 

週末のニュース、地政学リスク、経済指標、政治イベント。
どんな情報が"サプライズ"になるかを意識するだけで、
週明けの相場をより戦略的に捉えられるようになります。

 

 


兼業トレーダーTAKUのひとこと

相場の世界では、どんな値動きにも"理由"があります。
窓空けもその一つ。
その背景を理解できるようになると、
チャートがただの線ではなく「市場心理の地図」に見えてきます。

 

焦らず、一歩ずつ理解を積み重ねていきましょう。
今日のような窓空けも、あなたのトレードスキルを磨くチャンスです。

 

それでは、今週も良いトレードを。バイバイ
— 兼業トレーダーTAKU

 


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※本記事はあくまで筆者の個人的な見解に基づくものであり、相場の動きを保証するものではありません。トレード判断はご自身の責任でお願いいたします。