こんにちは兼業トレーダーTAKUです。

 

今週の相場は先週に引き続き、日足の最安値とその起点の間で短期的な上昇トレンドが形成されており、先週まで下目線だった4、1時間足の目線が上に切り替わったことにより、上昇が加速していったように思えました。

 

まずは前回の環境認識です。

詳しくは8/7(月)からのドル円環境認識で説明しています。

 

 

前回環境認識とトレード戦略

 

1時間足を主軸として考え、ファンダの要因で下にブレイクされた4時間足の最高値の起点が前回までサポートとして何度も機能していたため、強くサポートとして意識された水準はブレイク後、次にレジスタンスとして意識される可能性が高く戻り売りとしても意識されやすいため、下図の下の赤丸の地点で売りの戦略をたてました。

 

しかし、結果は4、1時間足の上位足では上昇していき、最安値の起点も上にブレイクして目線が上に切り替わり上昇していきました。

 

 

と思われがちなのですが、

 

僕のトレードスタイルは、相場をフラクタル構造として捉え、上位足(主に週足)から下位足に向けて順に分析を行う「マルチタイムフレーム分析」にて環境認識と実際にトレードを行っているため、1時間足を主軸として考えましたが、実際にトレードを行う新規注文から決済をする間はそれより下位足の5分足にて確認を行っています。

 

それで、上図の一部分を5分足にて拡大してみると

 

 

図の赤丸で示したところが、上の1時間足のチャートと同様のエントリーポイントになります。

 

5分足で見てみると、エントリーポイント(4時間足の前回最高値起点)とした水平線でヒゲでは上に抜けていますが、レジスタンスされ20pips程下落しています。

 

(利確ポイントは堅実に5分足でいう青い水平線)

 

その後は5分足でいう前回高値の水準でサポートが入り、前述したとおり上昇していっています。

 

よくみると5分足では以前から上昇トレンドがでており、最高値から押し目買いのポイントまで20pipsとったイメージですね。

 

個人的にはあまりよくないトレードかもしれませんがこのように柔軟に相場状況に対応できるのがマルチタイムフレーム分析+水平線を使ったトレードの強みかもしれません。

 

 

それでは、長くなってしまいましたが、今週の相場を振り返りながら来週のドル円環境認識をしていきたいと思います!

 

 

ドル円環境認識

 

週足は白い線

日足はオレンジ色の線

4時間足は黄色の線

1時間足は紫色の線

で波形と水平線を描きます。

 

週足は最高値を付けたあと起点に向けて下落、ヒゲでは下抜けしているがローソク足実体で抜けていないため、上目線をキープ。
 

起点付近で少し揉んだ後は買いの勢いが再燃し、最高値に向けて上昇している状況。
目線は上

 

日足は前回の環境認識と同様で目線は下
 

最安値を付けた起点に向け短期的に上昇の流れがあるが、起点付近に近づいてきたため、これまで買いでポジションを持っていたトレーダーの決済(売り)と目線が下のため、起点付近でのレジスタンスを期待して売りで注文を入れるトレーダーがいるため、売り方向の流れもでできやすい局面にレートがある状況。

 

4時間足は日足でいう短期的な上昇の部分を見ていくイメージ。
前回環境認識での最安値を付けた起点を上にブレイクし、目線が上に切り替わりその後はきれいな上昇トレンドを形成して現在も上昇が続いている状況。
目線は上

 

1時間足では4時間足でいう目線が上に切り替わってから上昇トレンドが形成されている部分を詳細に見ていくイメージ。
 

目線が上に切り替わったあとは4時間足同様に上昇トレンドを形成し、144.896円付近で高値を付けたあとは一度目線が下になったが、再び上になった。
目線は上

 

 

トレード戦略

 

以上を踏まえてトレード戦略をたてると


まず、目線については週足は上日足は下4、1時間足は上という状況。

日足の環境認識でも述べたとおり、先週に引き続き日足の最安値を付けた起点に向け、短期的な上昇の流れがでており、現状はその起点にかなり近い位置にレートがある。

そのため、短期的には買い長期的には売り、また、日足の目線転換を狙った買いといった感じで以下のように売り買い両方の戦略をたてることができる。

①短期的な買いの場合
 4、1時間足では現在も目線が上であり上昇の流れが終わっていないため、5分足レベルに落としつつ、なるべく起点付近に引きつけて買いでエントリーする。

 




②長期的流れで売りを狙う場合
 現状、日足の最安値の起点付近であることから、起点でのレジスタンスを期待して売りで入る。
 また、堅実にトレードしたい場合は起点でのレジスタンスを確認後、4、1時間足などの下位足でも目線が下になったことを確認してから売りで入る。

 

 



③日足の目線転換を狙った買いの場合
 日足の起点を上にブレイクした場合、ダマシの発生等を加味してブレイクしたからといってすぐに買いでエントリーせず、ブレイク後の戻しを待ってから買いでエントリーする。



現状、このパターンが考えられますが、戦略が多すぎると実際にトレードするときに迷いが生じるため
週明け、相場がある程度動いてから様子を見て選択肢をできるだけシンプルにしてからトレードに臨みたと思っています。

 

また、来週の注目度の高い経済指標の発表は15日(火)の米小売売上高くらいなので昼間にトレードできないサラリーマンの方でもその日以外はニューヨーク市場でも落ち着いてトレードができると思います。

 

それでは来週も頑張りましょう!!

 

※あくまで著者の裁量による判断であり、相場に絶対はなく環境認識やトレード戦略は人それぞれのため、参考程度に留めてください。