こんにちは兼業トレーダーTAKUです。

 

今週の相場を振り返りながら来週のドル円環境認識をしていきたいと思います!

 

はじめに僕の環境認識のスタイルなんですが、「RSI」や「MACD」などのよくあるインジケーターは使用せず、「ダウ理論」とそれに伴う高値・安値とそれら高値・安値の起点となった付近に「水平線」を引き、上位足(主に週足)から下位足に向けて順に分析を行うことで、相場の方向性(買いか売りか)を把握していく「マルチタイムフレーム分析」にて環境認識を行っています。

 

インジケーターを使用しない理由については相場をなるべくシンプルに把握し、難しく考えないようにするためです。

 

詳しい理由についてはまた今度お話します。

 

 

 

それでは週足から環境認識をしていきます。

 

 

週足は白い線

日足はオレンジ色の線

4時間足は黄色の線

1時間足は紫色の線

で波形と水平線を描きます。

 

週足は最安値の起点を上にブレイクし、目線が変わったあとブレイクし目線の転換点となった最安値の起点の水平線で押し目を作り再度上昇し、今週は前回高値に向け少し値を下げた様子。
上昇トレンド継続中で目線は転換していないため、上方向

 

 

 

日足は週足の最安値の起点を上にブレイクし、最高値をつけたあと最高値と前回の高値の間でレンジになり、レンジ上限(最高値)をブレイク後、上限ががサポートとなり、最高値を更新。
 その後、週末7日(金)のファンダ要因(恐らく米雇用統計等が予想を下回ったことによる)により大きく下落し、前回高値付近がサポートとなった。
 最高値の起点を下にブレイクしていないため、目線は変わらずで上方向

 

 

 

4時間足は前述のとおり、日足の最高値が141.000円付近で前回高値の138.758円の間でレンジになりレンジ上限をブレイクしたところから見ていく。
 最高値(145.073円)を付けたあと中々高値を更新できずで、最高値の起点をサポート(レンジ下限)としレンジになっていたが、最高値の起点(レンジ下限)を下にブレイクし、目線が下に転換している。

 

 

 

1時間足は4時間足でいう最高値とその起点との間でレンジになったところから見ていく。
 1時間足も4時間足と最高値を付けた起点は同じで、レンジになり、最高値の起点(レンジ下限)を下方向へブレイクし目線が下に切り替わっている。

 

 

 

 

<以上を踏まえてトレード戦略をたてると>

 


まず、目線については週足、日足を長期的な流れでは目線は上方向。4時間足、1時間足の中短期の流れでは下方向となっている。


短期的な流れでいうなら、下方向で売りの戦略が堅実だが、ファンダ要因による下落で最安値と起点が4、1時間足ともに乖離しており現在安値圏ということもあり、下記の理由からすぐに売りにはいるのは危険な状態である。


1.長期的な流れでみて日足の前回高値の水準にあるため、長期トレーダーがそろそろ買いを仕掛けるタイミングでもある。


2.ファンダ要因等で起点との乖離がある急下落(急上昇)はそれまで売り(買い)でポジションを持っていたトレーダーが利益確定(今回の場合は売りの決済のため、買い)をするため、急下落(急上昇)分を一気に食いつぶし、起点付近あるいは機能しそうな水平線付近までレートを戻す動きが多々ある。
 
そのため


①買いで入るなら5分足などの短期足でで目線が上になったタイミングで急下落分を食いつぶす上昇の動きに乗っかる


②売りで入るなら1時間足での前回安値や最安値の起点付近の水平線までレートが戻ってくるまで待ってからトレードする。

現状、この2パターンのトレード戦略が考えられる。

 

 

来週は10日(月)、11日(火)、14日(金)のNY市場が比較的重要な経済指標の発表はなく、昼間サラリーマンの兼業の方は落ち着いてトレードができるチャンスです!!

 

ただ、12日(水)に米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、発表前後はテクニカル通り相場が反応しない場合があります。

 

十分注意して頑張りましょう!!

 

※あくまで著者の裁量による判断であり、相場に絶対はなく環境認識やトレード戦略は人それぞれのため、参考程度に留めてください。