生地胴倶楽部第五回稽古会、稽古中の写真を撮影して頂けました。
自分自身の稽古中のアップ写真は初めて見ました。撮影してくださった
Katoh Takashiさん、有難うございます。心より御礼を申し上げます。
7月末に発注し9月末に完成到着した長崎博多屋武道具さんの「茶革武心小手二分五厘」、
稽古中の写真をどうしようか思案中でしたが、今回小手が大変わかりやすい写真を
多数撮影して頂けましたのでご紹介をいたします。
鹿毛がパンパンに毛詰めされ、頑丈極まりない小手頭。筒の部分は1センチくらいの
厚みがあり、強烈な打突を食らっても痛みを感じることはほとんどありません。
小手頭に竹刀の打突が当たっても、かすったくらいにしか感じないこともあります。
親指の部分もパンパンに毛詰がされており、指に打突が当たっても痛みがありません。
今までの小手では三回親指の爪が剥がれていますが、そのようなことは発生しなそうな
安心感があります。見た目はゴツく如何にも頑丈そうですが、素材の良さか重量は
294グラムしかなくとても軽く感じます。
私は上段なので左片手での打突が多いですが、手の内の革のシワが手のひらを
圧迫するようなことがなく、しなやかな素手感覚の握りが可能になっています。
少しでもシワが寄ると圧迫の違和感を強く感じますが、そうしたことが全くない
素晴らしい握り心地です。姿も大変美しく、製作をお願いして心から良かったと
感じています。
Photo Katoh Takashi