はじまりは簡単なことから

 

ガビットの学習は、軽いWarm upから始まります。算数・数学ならパッと見てスラスラ手が動くような計算問題、英語なら単語の練習や音読などです。いずれも5分から7分程度です。運動で言うといきなり本格的なことから入るより、ちょっと準備体操をする感覚です。小学生は単純な四則計算を100問解くのですが、その前に1分間ゲームをします。今日の1分間ゲームはあっち向いてホイでした。この1分があることで子どもたちが笑顔になり、楽しいけど脳に少し負荷がかかるので、計算のタイムがびっくりするほど縮まります。

 

 

 

100問計算は縦に20問横に5列、たし算だけ、ひき算だけ、かけ算だけ、わり算だけが並んでいるプリントです。たし算100問が1分30秒〜2分(学年によって10秒きざみで変えています)でできたら、次回からひき算のプリントになります。1分30秒〜2分って遅いじゃない?もっとタイムが縮まるまで練習させれば良いじゃない?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はこれで十分だと思っています。できるようになったら、それ以上はやりません。

 

計算は速ければ速いほど良いのか?

 

以前、学校現場で100マス計算というのが流行りました。もしかしたら今でもやっているところがあるかもしれません。よーいどんで一斉にたし算やひき算をさせてタイムを競っていました。タイムを競うことでゲーム性が生まれ、子どもたちも楽しくやっていたかもしれません。この100マス計算、賛否両論あると思いますが、私はどちらかというと反対派です。単純な四則計算は、ある程度訓練すれば誰でも速くできるようになります。答えを覚えてしまうので考える必要がなく自動化されます。この程度のことは、スーパーで買い物をする時に困らない程度にできれば十分でしょう。

それに比べて、じっくり考えることを身に付けさせることは、簡単ではありません。何も考えずに、計算を自動化する訓練をしすぎると、文章題を解く時、文章の中にある数字をただ足したり引いたりして答えを出そうとします。たし算で間違っていたら、今度はひき算にしてみるというように文章の内容を理解しようとしないで式を作るのです。こういう子どもたちに考える習慣を身に付けさせることは大変なのです。抽象的な考え方が必要になる小4ぐらいからが分かれ目ですが、理解できないお子さんには具体的に絵や図、線分図などを書かせて繰り返し繰り返し自分の力で答えにたどり着く練習が必要になります。

 

基礎学力ってなに?

 

計算が速くて正確だとか、漢字や英単語をたくさん正確に書けるとかはもちろん重要なことですが、根底にあるのは自分で考える力や、読んだり聞いたりして理解できる力だと思うのです。こっちが基礎学力じゃないかって思うのです。

「りんごが10個あります。お母さんが3個、僕が2個食べました。残りは何個でしょう。」という具体的な問題から、「a枚の折り紙があります。b人に4枚ずつ配ると7枚以上余ります。文字式で表しなさい。」という抽象的な問題になった時、自分で考えて解くことができる、抽象的なことを頭の中で描ける力こそ学力と言えるのではないでしょうか?

 

計算力よりも鍛えたいもの

 

新しいものができる時は、全くなにもないところから湧いて出てくるというよりは、これまでの知識や経験の蓄積から組み合わせたり、時代に合ったエッセンスを加えたりしてできてくるのではないでしょうか。その過程には、ああじゃないかこうじゃないかっていう試行錯誤があって、ブラッシュアップされて世に出てくると思うのです。実は全く新しくなくても体系化されることによって、多くの人にわかりやすく便利になって最新だ〜と感じたりしていると思うのです。これは、単純作業の自動化、固定化からは絶対に生まれないものです。ですから、自分で読んで聞いて考えることができたら大抵のことはうまくいくように思います。むしろこっちを鍛えましょう!

計算は速ければ速いほど良いのか?それはお買い物に困らない程度で。(海外に行くとお釣りの計算ができない店員さんが結構います)それ以上は電卓がやってくれます。単純計算を練習する時には、目的(ゴール)を考えて!

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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