就業者数が減り続ける金融業 | Korea Economic News by KANI

Korea Economic News by KANI

韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

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 <前月に続いて、7月も雇用増加幅が縮小していたことが分かりました。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1438495922/458-459
458 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2015/08/12(水) 17:07:24.00 ID:jDcQNsbH
就業者増加幅2ヶ月連続鈍化、MERSの影響を脱せず(再総合) 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2015/08/12/2015081200934.html
http://image.chosun.com/sitedata/image/201508/12/2015081200865_0.jpg
7月就業者、前年比32.6万人増加。2ヶ月連続で鈍化
50代以上の就職増えて、15~64歳雇用率は過去最高

 先月の就業者数が前年同月比32万6000人増えて、就業者数増加傾向が2ヶ月連続で鈍化する姿を見せた。失業率は3.7%で0.3%ポイント高まり、雇用率は61.1%で前年と同じだった。

 企画財政部は"MERSによる消費減少など否定的な影響が続いたうえに、昨年7月は就業者数が大幅に増えていたことによる基底効果も影響を及ぼした"と説明した。

◆今年7月まで月平均33万人就業者増加、昨年の56%水準
 統計庁が12日発表した'7月雇用動向'によれば、先月の就業者数は合計2630万5000人で1年前に比べて32万6000人増えた。就業者数増加幅は今年5月の37万9000人から6月には32万9000人に減った後、先月はさらに増加幅を縮小した。今年に入って7月まで増えた就業者数は月平均33万人で、昨年の同じ期間(58万3000人)の56%水準に留まった。

 先月の就業者数は製造業で17万人増えたほか、事業施設管理および事業支援サービス業(8万9000人)、宿泊・飲食業(7万5000人)でも増加した。ただしMERSの影響を受けたサービス業では、就業者数増加幅が縮小した。農林漁業と金融・保険業では、それぞれ就業者数が9万1000人と6万2000人減った。

 賃金労働者は先月1942万3000人で、1年前に比べ47万8000人増えた。常用職は46万2000人増え、臨時職は3万1000人減った。自営業者数は565万6000人で7万6000人減った。家族など定期報酬を受けずに働く無給家族従事者は122万6000人で、7万5000人減少した。

◆15~64歳雇用率66.3%、50代以上就業者35万人増
 雇用率は61.1%で昨年7月と同一だった。政府が雇用率70%達成基準としている、経済協力開発機構(OECD)基準雇用率(15~64歳)は66.3%で0.3%ポイント上昇した。統計作成以来最も高い水準だ。 シム・ウォンボ統計庁雇用統計課長は、"全人口に50代以上の高齢層が占める比率が拡大する傾向にあるが、その中でも60~64歳人口の求職活動が活発になった影響"と説明した。

 50代以上の就業者は35万3000人も増え、全就業者数を上回る規模になった。50代が18万人、60歳以上が17万3000人増加した。次いで20代が2万5000人、40代が4000人増加したが、30代は5万3000人減った。青年層である15~29歳では2万2000人増えた。

 失業者数は99万8000人で8万7000人増えた。統計庁関係者は“青年層と50代以上で求職者が増えて、失業者が増加した”と話した。体感失業率は11.3%で、1年前より0.6%ポイント高まった。体感失業率は、現在のパートタイム労働を増やしたいと考える追加就職可能者と、最近1ヶ月間に入社願書を書くなど求職活動をしたが就職できず、非経済活動人口に集計された人、最近1ヶ月間に求職活動はしていないが、就職を希望する人を全て含む概念だ。

 15歳以上人口は7月末現在4305万5000人で、1年前より52万7000人増えた。このうち就業者と失業者を合わせた経済活動人口は2730万3000人で、41万3000人増加した。就職でも失業でもない非経済活動人口は1575万1000人で、11万4000人増えた。

 企財部は"MERSの終息によって今後は雇用条件が次第に改善されると見られるが、相変らず不確実性がある"として、"追加補正予算を早期に執行して、4大部門構造改革を加速化する"と明らかにした。


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 <いつもどおりに数値で比較してみましょう。

2015年7月就業者増減(前年同月比)
15~29歳   2万5千人  (15~29歳失業率9.4%)
30代      -5万3千人
40代         4千人
50代      18万人
60代以上   17万3千人
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合計      32万6千人 (失業率3.7%、広義の失業率11.3%、OECD雇用率66.3%)


2015年6月就業者増減(前年同月比)
15~29歳   7万1千人  (15~29歳失業率10.2%)
30代      -5万5千人
40代      -1万2千人
50代      15万5千人
60代以上   17万人
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合計      32万9千人 (失業率3.9%、広義の失業率11.3%、OECD雇用率66%)


2014年7月就業者増減(前年同月比)
20代       8万4千人 (15~29歳失業率8.9%)
30代       1万6千人
40代         ±0人
50代      20万3千人
60代以上   17万9千人
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合計      50万5千人 (失業率3.4%、OECD雇用率66%)


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 <15~29歳失業率は別の記事から取り出しました。1年前と比べて、この青年層失業率が0.5%ポイント、前年例失業率も0.3%ポイント悪化しています。OECD雇用率は0.3%ポイント上昇していますけれど、対象となる年齢が15~64歳という部分から、50代以上の就業者数増加が引き上げに影響したと考えられます。

 例えば、7月の就業差数増減を40代以下と50代以上で切り分けてみると、40代以下は2万4千人減少しているのに、50代以上では35万3千人も増えています。丸めの関係で千人単位で誤差が出ていますが、記事にもある「60~64歳人口の求職活動が活発になった影響」の部分は景気の動きというよりも、先日のエントリー で取り上げた中高年齢層の貧困化の影響が大きいものと考えられます。

 さらに、不安定な状態が続いている30代の就業者数増減に関しては、毎月のように記事にある、金融・保険業の就業者数減少も影響していると考えられます。当ブログで記事をさかのぼってみたところ、昨年5月の統計(2014年6月のエントリー) で2万9千人減少とあり、今回(7月)の6万2千人減まで歯止めがかかっていないものと見られます。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1438495922/329-330
329 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2015/08/10(月) 16:54:17.70 ID:akCaFkA+
SCグループ、韓国SC銀の事業追加縮小・再編予告 “より多くの措置をする" 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2015/08/10/2015081001983.html
http://image.chosun.com/sitedata/image/201508/10/2015081001881_0.jpg
半期報告書を投資家に配布。ウィントス会長、韓国事業再編に強い意志示す
18日ウィントス会長の訪韓控えて、SCグループの立場に関心集まる

 英国スタンダードチャータード(SC)グループが、韓国内の事業を今よりさらに縮小するという方針を公式化した。

 10日金融業界によれば、SCグループは最近投資家に配布した2015年半期報告書で、“適正水準の収益を出すことができなかったり、規模が大きくなかったり、強みがない事業部門に対しては、今よりさらに果敢な決断(tougher decision)を下す必要がある”として、“韓国ではすでに貯蓄銀行とキャピタル、株式営業部門を売却しているが、今後もより多くの措置を断行するだろう(we will do more)”と明らかにした。

 今回の半期報告書は、ビル・ウィントスSCグループ新任会長が今年6月の就任後、初めて出された事業報告書だ。この事業報告書には、グローバル次元の大規模構造調整を予告したウィントス会長の今後事業推進方向が盛り込まれた。ウィントス会長は報告書で韓国について100回以上も言及するほど、韓国内事業を再編(reshape)するという強い意志を示した。

 折りしもウィントス会長が18日に訪韓する予定であることから、韓国SC銀行に対するSCグループの立場に関心が集まっている状況だ。SCグループは事業報告書で具体的な今後の計画を明示していないものの、ウィントス会長の訪韓を契機として、韓国SC銀行が推進している構造調整がさらに速くなるという展望が出ている。韓国SC銀行は今年営業店を最大で20店舗縮小する案を検討しているが、その規模がもっと大きくなりえるという観測だ。

 韓国SC銀行は最近3年間で100あまりの営業店を統廃合していて、国内に残っている営業店数は現在270店に過ぎない。行員が顧客を訪ねて預金・貸し出し・カード発行などの業務を見る‘モビリティープラットホーム’を拡大して、営業店縮小作業を進めているというのが韓国SC銀行の説明だ。韓国SC銀行は新世界との提携を通じて、8月からデパートとイーマートなどにミニ店舗である’スマートバンキングユニット(SBU)`を展開する予定だ。SBUは2~3人だけが常駐して、タブレットPCで業務を見る店舗だ。

 SCグループは韓国内での攻撃的貸し出し営業を減らしていくという意も明らかにした。SCグループは事業報告書で、“韓国事業ポートフォリオの危険度を減らすために、貸し出し募集人の営業を通じた貸し出し規模を減らしている”として、“韓国内事業ポートフォリオ再編はまだ先が長い”と明らかにした。

 韓国SC銀行は低金利住宅担保貸し出しなど一部商品の比率が高く、金利、為替レートなど対外リスク要因によっては不良が急速に増える弱点を持っていると評価されている。今年3月末現在の貸出総額は31兆8632億ウォンであり、このうち58%にあたる18兆7241億ウォンが家計貸出だ。残りは企業貸出12兆5778億ウォン、カード貸出5613億ウォンだ。企業貸出は昨年3月末に比べ1795億ウォン減ったのに対し、同じ期間に家計貸出は1兆6096億ウォン増加した。

 SCグループはこのほか、自社顧客の原材料市場エクスポージャー(リスク露出額)を減らす一方、無担保貸出比率も縮小する方針を明らかにした。

 昨年794億ウォンの年間純損失を出した韓国SC金融持株は、2015年第1四半期(1~3月)には376億ウォンの黒字を出した。3月末現在の固定以下与信比率は1.60%で、2014年3月末に比べ0.34%ポイント落ちた。この期間に国際決済銀行(BIS)自己資本比率は16.47%から16.03%へ0.44%下落した。

 ウィントス会長は就任後、グローバル次元の大々的な構造調整を予告していたことから、今年国内金融業界では韓国SC銀行の撤収説がしばしば浮上した。これに対して韓国SC銀行は強く否定してきた。ウィントス会長が今回の訪韓で“韓国市場で撤収する計画がない”と公式に明らかにすれば‘韓国撤収説’も落ち着く展望だが、韓国SC銀行側はウィントス会長が公式の席に現れる予定はないと明らかにした。


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 <韓国SC銀行は旧称を第一銀行といい、ご多分に漏れずアジア通貨危機で融資先の経営悪化のあおりを受けて破綻し、投資ファンドの所有を経てSC(スタンダードチャータード)が買収したものです。

 韓国SC側も本社と会長の改革意思がどのようなものか耳にしていないのでしょう、この記事でも具体的なリストラ内容には触れていません。今のところ公式には撤退しないことになってはいるものの、店舗の統廃合や縮小を強力に推進しているところから、人員整理は免れないものと思われます。

(☆) <やっぱり撤退するんじゃないのかな。

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 <撤退するとしたら、顧客をどうするのかという問題が生じる。預金額と資産額と融資額、そして営業規模に見合った価格をつけて、どこかに売却することになるだろうね。

(☆) <買ってくれるところがないのか。

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 <韓国SC銀の経営内容や韓国経済の状況だけでなく、世界の金融情勢も絡んでくるからね。例のごとく、韓国人の手に取り戻そうという主張は出てくるだろうけれど、「誰が買うのか」は簡単に解決できないと思うよ。

(☆) <財閥グループはダメなんだよね。

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 <金産分離原則だね。金融資本と産業資本を切り離して、財閥が銀行資産に手を出せないようにするというものだ。韓国SC銀行は市中(都市)銀行に分類されているから、財閥グループは議決権を左右できない、ほんの少ししか出資できないよ。結局、ほかの銀行か保険や証券などの金融業者で、財閥と資本のつながりが薄いところを探すしかない。

(☆) <ウリ銀行を買おうとした教保ぐらい?

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 <そこで問題は、最初の記事に戻る。金融・保険業で人員整理が止まっていないということは、将来も厳しい経営が続くと見込まれているということだ。それでもあえて、SCが撤退するのなら、韓国SC銀の価値を引き上げるしかない。撤退を見据えたリストラなのか、撤退を考慮せずに経営改善を目指すのかは分からないけれど、どちらにせよ相当に強力なことをやるだろう。場合によっては労働争議にまで発展するぐらいにね。


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