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時計をはずして

心理カウンセラー 作詞家 せきけんじ

AIG全英女子オープン<ウォーバーンGC 6744ヤード パー72>

女子ゴルフ今季メジャー最終戦のAIG全英女子オープン、渋野日向子(20)が通算18アンダーで海外ツアー初挑戦初優勝!。1977年に樋口久子が全米女子プロを制して以来、42年ぶり日本人史上2人目の快挙です。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

せきけんじです。

 

いやぁ、嬉しいですね。

僕自身ゴルフは25歳で始めたのですが、それ以前もテレビ観戦はしていました。日本人プレイヤーが上位にいると否応が上でもテレビに噛り付き、深夜、早朝(笑)

タイトルに手が掛かりながら残念な結果に。

 

青木功、尾崎将司、中島常幸、丸山茂樹、松山英樹。

女子では岡本綾子、宮里藍。

数々のレジェンドがあと一歩まで行きながら乗り越えられない壁。

 

それを20歳の渋野日向子選手が初挑戦で達成したのだから、驚愕です。(ちなみにうちの娘と同い年)

 

笑顔でギャラリーとふれあい、お菓子を食べる。

そして前を向いたときの眼光と集中力。

切り替えも含めてそれをワンセットの自分軸としていたと思います。

 

その姿を見て感じたことは

彼女は何も背負うことなく

そこには自分の歴史も

世界の強豪の存在さえも心に置かない

 

でも、そんなことはない。

 

実際には葛藤はあったはず。

しんどかったはず。

しかし単純に自分であり続けた。

それも笑顔で。

 

呪縛と会話せずに

呪縛に相談せずに

 

自分と会話して

自分に相談する。

 

技術的な面の優越は多少なりともあるとはいえ

このステージに立つ者はその世界の水準の上位者。

誰が勝ってもおかしくはない。

 

その戦いを新しい

誰も見たことのない方法、スタイルで打ち破った。

 

過去の積み重ねの呪縛。

歴史とかその時代の先駆者、指導者からの刷り込み。

 

「べき」

「でなければいけない」

 

プレッシャーを正面から受け取り自分の失敗を責める。

 

渋野日向子選手の勝利を見て

それが一番の自分の敵であったことに気づいた人もいるのでは

ないだろうか?

 

次の日曜日のサンデーモーニングが楽しみ。

多分、張本さんは

「へらへら笑ったり、物を食べながらのプレイに喝!」

なんて言うんだろうなぁ。

あの人は野球だし、チームという組織の中の一選手という見方ですべてを評論するからそういうしかないだろうなぁ。

「べき」の時代の人だし。

もう「べき」の時代は「押し付け」でしか見られない。

今の若い世代はその「べき」を捨てて結果を出しているわけだから、

張本さんの自分の信念に沿わないものに対しての「喝」は説得力に欠ける。

「個人的には」という言葉を前置きしてもらいたいですね。

 

選択肢がひとつの時代はすでに終わっているのだから。