史上最年少市長として話題になっている芦屋市長に関して、芦屋市民の知人(政治業界の人間ではない一般人)の話が面白かったので書いてみる。一般人が政治のことを書いても得にならないので、普通は書かない。なので、政治の話は業界関係者が書いたものが大半になってしまう。すると少数の偏った人の意見が多数のように見えてしまう。普通の人(=サイレントマジョリティ)の意見を可視化することには意味があるのではないか。

 

 

知人の話の前に上の記事タイトルの「覆面ポスター」に関して近隣住民であり、実際にポスターを見た私からコメント。

これは確認団体のポスターである。本人の名前や写真は違反だが、シルエットや親戚の写真を載せることに違法性はない。前市長だって確認団体のポスターは貼っていた(シルエットなどはなく、枚数も大幅に少なかったので目立たなかったが、「二期目に挑戦」とか書いてあって誰のことなのかは明らか)。ポスターを見てどう思うか、誰に投票するのかは個々人が考えればよいことで、選挙が終わってから悪印象を与えるためだけにこういう記事を書くのはどうなのか。

(候補者側から考えれば、脱法とか覆面とか思われて減る票と知名度が上がって増える票を天秤にかけて、やるかやらないかを判断しているはず)

 

 

以下、知人の話

 

1 前市長のひどさが伝わっていない。(新市長は前市長の批判をしていないが、批判は得にならないと判断しているのだと推測。)

 

・最初の緊急事態宣言時、毎日夕方に防災無線を使って、くだらない精神論を流していた。

(「こころ一つにして」など、 関連リンク 芦屋市HP

・ワクチン接種が周辺の大きな市より大幅に遅かった。小さな市で小回りが効くはずなのに。

・イベントなどでの挨拶が下手

・選挙カーから「いー○ーま○ま○、いー○ーま○ま○、がーんばっているよ」(いーとーまきまき の替え歌)をしつこく流す。有権者をバカにしていると思った人が多かったのでは。

 

Twitterに動画があったのでリンクを貼っておく。(不快なので見ることはおすすめしない) 

 

「とにかく他の人にしてくれ」というのが一般人の感覚だったと思う。

 

 

2 新市長について

 

・選挙に金をかけていることは明らか(いい紙を使ったフルカラーの政策パンフレットをおそらく全戸にポスティング 等)だったが、「史上最年少市長」として全国区で取り上げられるメリットを考えれば、投資する価値は十分にあると考えるだろう。

・実績がないのは当然。期待としがらみがないことで投票した人が多かったのでは。

・無所属で出馬したが自民党員だったというニュース(冒頭のリンク参照)があるが、そういうことで投票しているのは政治関係者だけではないのか※1。

・利権に関係ない一般市民からしたら、駅前の再開発ビルは疑問。すでにある駅北側の再開発ビル(ラポルテ)の商業フロアにも空き部屋がある。駅から少し離れた再開発ビル(ラモール)に至っては市の関連団体などが使って埋めているような状態。これ以上増やしてどうするのか。

 

 

※1 前市長だって無所属だったが、前回市長選の対立候補は自民党推薦の無所属であり、前市長が左派系なのは(多少知ってる人や昔から住んでいる人には)明らか。芦屋の最多得票数は、衆院選・・自民、県議選・・維新、前回市長選・・左派 と選挙ごとにバラバラで、政党で決めている人は少ないのではないか。