中村けんです
市民公募をした合併10周年記念事業の一つとして、カラクリBOOKS「名君吉良さん」「一色の大ぢょうちん」「てんぐの羽うちわ」「証文岩」という、それぞれ吉良町、一色町、旧西尾市、旧幡豆町にまつわる民話について、iPad及びAndroidタブレットでご覧いただける新システムとしてリリース(無料)されることとなりました
そして、第1弾として「名君吉良さん」が完成したことから、この度、制作者の筒井潔氏より報告を兼ねた発表会をしていただきました
なお、カラクリBOOKSというのは、いくつもの民話を集めたコンテンツの総称であるとともに、アプリ製作団体の名称でもあります
団体としてのカラクリBOOKSは、失われつつある地域固有の民話や伝承などを子どもたちが親しみやすい形に再構築し、自分自身が生まれ育った地域への誇りを持てるようにすること、また、タブレット端末でのコンテンツの使用を通じて情報機器の取り扱いや関わり方を学ぶことを目的として、アプリの制作だけでなく、関係地域の小中学校への出前授業なども行いながら活動されています
今回完成した「名君吉良さん」については、「忠臣蔵」の影響により悪役としてのイメージが強い吉良上野介義央公ですが、実際に悪役ぶりを示す資料はほとんど残っておらず、黄金堤の整備をはじめ、義央公が寄進した文化財も多数残っており、地元では名君として慕われていることから、その名君としての姿を伝える物語になっています
ちょうどGIGAスクール構想の推進によって児童生徒に1人1台のタブレット端末(iPad)が配布されたタイミングでもあり、視覚や音声で学ぶことにより、より多くの子どもたちに親しみを持ってもらえるのではないかと思います
郷土への愛着や誇りは、これからのまちづくりを推進していく上で、とても重要な視点だと考えているので、学校教育の場での活用なども考えてまいります
今後、App Storeやgoogle playにて、順次リリース予定とのことです。
※iPadからはダウンロードできますが、iPhoneからは検索でヒットしません。