2020年2月26日から止まってしまったPerfumeのライフワークとも言える LIVE。同年9月にオンラインでは行われたもののやはり真骨頂は有観客で行うこと。1年半が経った8月14日と15日に遂に開催されました。幸運にも14日の公演に当選しましたが、その直後から紆余曲折があり開催を危ぶまれる声もありましたが、全ての人の声を受け入れて対応した上での開催でした。
 
 開催直前に流された情報として、今回は前後左右の席を詰めますと言うのがありました。その段階で1つ言われていたのがアリーナを全てステージにする。会場に入った瞬間にアリーナ全体がステージになっていたこと、その瞬間自分の席番がとんでもない場所だというのが分かりました。

 

 

 アリーナに席がないということで席が前から2列目という事になりました。ステージに関しては真横から見るという感じでしたが前だからこそ見る事ができた風景もありました。特に、普段ほぼ見る事ができないあ〜ちゃんの姿にはある意味驚きを感じさせられたというのと同時にプロ意識を見せつけられたという感じでゾクッとした感覚を身体中が襲いました。

 

 言葉として残ったものを少し。

 

 まずはゆかちゃんが全てのファンを肯定した「行く事にした人、行かない決断をして人、行けなかった人全ての判断が間違っていない」最初にも書きましたが、今回は運営側として選択肢をちゃんと用意しきっていたというのが一番良かった事だと思います。それを踏まえてのこの言葉、心に響きました。

 

 そしてあ〜ちゃんの「私たちのステージで私たちがやりたいステージを見せる」この言葉を聞いた瞬間、先月に行われた世界規模のイベントが思い出されました。多くは語りませんが、おそらく舞台を与えられていたのだろうと思いますがいろんな事情があって奪われました。そのステージが失われても自分たちのステージがありそこで見てもらうことができる。team Perfumeへの自身と誇りを感じました。

 

 オープニングでダンサーバックで「不自然なガール」を持ってきた事に驚き、3人と演出の融合には常に驚かされ続けました。遠くの存在になってしまっているけれど、ライブという場所ではやはり近い感覚がまだ残っている。そんなシーンも見ることができた2時間のライブでした。もし世界がもっと大きな舞台でこの演出を見せられたら…いや、世界に見せられる場所は他にもあります。

 

 秋にReflame公演が決まりました。現状100%の観客を入れてできるライブとしてはベストの方式だと思います。ただし、チケットはそれなりのレベルでの争奪戦になりそう…