私と英語⑭:英会話学校と語学学校の違いとは?
こんにちは!東京・大田区にある
KEN-ELT英語学習専門校
(http://www.ken-elt.jp/ )の代表Kenです。
今回は、
私の大学時代のイギリスへの短期留学で気づいたこと
をお伝えします。
①「語学学校」と「英会話学校」
皆さん、
「語学学校」と「英会話学校」の違い
をご存知ですか?
・「英会話学校」
については・・・
日本でも、山のようにあるので、質はともかくとして・・・
よく知られていると思います。
いわゆる、「ネイテイブ」が売りのところです。
それに対して、
・「語学学校」
はどうでしょう?
英語以外の外国語を教える学校の意味で使うこともありますが・・・
英語関連では、
海外の学校
のことを指します。
この二つには、
根本的な違い
があります。
まず、
・「英会話学校」ですが・・・
ご存知のように、
「英会話」
のみに焦点をあてています。
つまり、他のスキルである、リスニング・リーデイング・ライテイングなどは基本的に対象外です。
英会話のフレーズ
を中心に、ネイテイブと会話することが目的です。
それに対して、
・「語学学校」では・・・
会話のみならず、
上に述べた英語スキル全て
を統合して、レッスンを展開しています。
ここで、皆さんに質問です。
Q:皆さんは、どちらが、言葉を習得する場合に、「自然」だと思いますか?
それには、まず、
皆さんの日常生活
を考えてみてください。
話すだけでしょうか?
例えば、新しい映画を見たとしましょう。
その映画について、事前に
インターネットや雑誌で調べませんでしたか?
(リーデイング)
メールで友人に内容を伝えませんでしたか?
(ライテイング)
また、当然、映画を見たということは、
映画の中で話される会話を聞いていたはずです。
(リスニング)
つまりは・・・
日常では、言葉を話すだけでなく、言葉を読み、書き、聞くことが統合されている
のです。
したがって、「語学学校」でされている語学教育の方が自然だということですね。
*KEN-ELTでは、こうしたことを踏まえ、いわゆる「英会話学校」とは次元を異にし、誤解を避けたかったため、「KEN-ELT英語学習専門校」と名づけました。
②「多国籍向け」と「日本人向け」
イギリスの語学学校に限らず、カナダやアメリカ、オーストラリアなどの語学学校にもいえることですが・・・
カリキュラムや教材は、
「多国籍向け」
だということです。
・イギリスでは、主にヨーロッパ向け、
・カナダ・アメリカでは、主に中南米向け
ですね。
以前もお話したことですが・・・
ヨーロッパや中南米の方達は、何よりもまず母国語が英語に近いです。
かつ、自己表現力が社会で求められるため、片言でも、自分を表現しようとします。
つまり、「会話能力」が全体的に高いのが特徴です。
ただし、彼らの文法知識や正確さは日本人に劣る傾向があります。
したがって、彼らのために、語学学校がカリキュラムや教材を作成するということは、
「文法中心」
になりがちだということです。
私自身も経験したことですが・・・
語学学校のレベル分けテストは文法が中心なので、文法が得意な日本人は、中・上級クラスに振り分けられます。
しかし、そこにいるヨーロッパや中南米の方の話す力にまず圧倒されます。
そして、
日本の義務教育で学んだであろう文法を再度学ぶことになるのです。。。
これは、正直、あまり効率が良いことではありません。。。
*こうした事情を踏まえ、KEN-ELTでは、完全に「日本人向け」のカリキュラム・教材で生徒さんをサポートしています。
「日本人特有の弱点」は、同じ日本人でなければ、本当に理解することはできません。
以上、私が、イギリスへ始めて短期研修に行ったときに通った語学学校で感じた疑問をお伝えしました。
こうした疑問の積み重ねから、KEN-ELTは生まれているのです。
London, England(UK)