日本人講師:③「TESOL(カナダ)」
こんにちは!東京・大田区にある
KEN-ELT英語学習専門校
(http://www.ken-elt.jp/ )の代表Kenです。
「日本人講師」シリーズをお届けしておりますが・・・
今回は・・・「教授力」の根幹である、
「TESOL」
についてです。
TESOL
=
Teaching English to Speakers of Other Languages
の略で・・・
「英語を外国人に教える国際資格」
を意味します。
私は、カナダ・トロントでこの資格を取得しました。
どのような訓練を受けたか、をご紹介したいと思います。
*理論
英語を教える際には・・・
「言語学」と「言語習得」
を学ぶ必要があります。
・「言語学」とは・・・
言葉同士の文法・単語・発音などの違い
を分析し、解明する学問です。
英語を、日本人に教えるには・・・
英語と日本語の違い
をまずは知っている必要があるのです。
・「言語習得」とは・・・
「人は、どのように言葉を習得するのか?」
とか
「どのようにすれば効果的に言葉を習得できるのか?」
について・・・
つまりは・・・
言葉を習得するプロセス
を知っていなければ・・・
効果的に教えることはできません。
私の場合、この理論については、上智大学で既に基礎を学んでいたので・・・現地では、頭の中で整理する作業に取り組みました。
*実践
もちろん、理論だけでは・・・教えることはできません。
学んだ理論をどのように”実践”するか
を知っていなければなりません。
具体的には・・・
・「レッスンの組み立て方」
生徒さんのレベル・ニーズ・スキルによって・・・
レッスンの構成を変える
ことが求められます。
これを知らないと・・・英会話学校でよくある・・・
「毎回、自己紹介で始まる授業」
や
「週末の出来事で始まる授業」
で時間を”無駄”にするわけです。。。
・「レベル別の教え方」
英語入門者と上級者では・・・教え方が違います。
レベルをきちんと把握した上で・・・レッスンを考える必要があります。
これを知らないと・・・英会話学校でよくある・・・
「子ども向けのゲームを多用する授業」
や
「テキストに沿うだけの授業」
に終始するわけです。。。
・「誤りの修正の仕方」
生徒さんの文法・単語・発音の誤りを修正するには・・・
”技術”が必要です。
これを知らないと・・・
「例文だけで文法を説明する授業」
や
「"Repeat after me."で済ます発音の授業」
に終始するのです。。。
私の場合は・・・これらの実践分野については・・・現地で実践する中で、体得しました。
この他には・・・
「他の教師の授業観察」
や
「週単位での教育実習」
(全レベル・スキル対応)
そして、最後に・・・
「フリーレッスン審査」
がありました。
記述試験と実技をパスし・・・トロントの寒い冬の日に、TESOLを取得しました。
かなり、大変でしたが・・・まだこれで学びを終えたわけではありませんでした。(つづく)
カナダつながりということで・・・
皆さんが一度は聞いたことがあるであろう、カナダ・ケベック出身のアーテイストの曲を載せておきます。
彼女は、フランス系カナダ人ですが・・・英語はクリアで、聞き取りやすいと思います。
*KEN-ELTでは、生徒さんのレベルと希望に応じ、私がセレクトした「洋楽」をベースにした、リスニング・発音のレッスンを受けていただくことができます。
Title: TITANIC My Heart Will Go On
http://www.youtube.com/watch?v=PtS45bh_INY
クリックしますと、YouTubeにつながり、映像と音楽が流れます。
Toronto, Ontario(Canada)