宮部みゆきさん作品。★★★★★


続きが気になって、気になって。

序盤でいきなり「ピース」の正体が!(上巻ブログをご参照)。

読者だけが真犯人を知っている中で、時にハラハラ時に胸を締め付けられ、苛立ち、緊張、歯痒さといった色んな感情を移入しながら物語の世界にどっぷり沈んでゆく。

点と点がパズルのピースのように一つ一つはまってゆく。作者の紡ぐ世界観が存分に繰り広げられ、これほど圧倒された作品は久しぶり。

昔、映像で見たことがあり、遠い記憶を思い起こさせてくれたけれど、何倍も何十倍も活字の持つ迫力に身体が震えてくる。

上下巻で千四百頁の大作。読後の達成感、満足感たるや半端ない。

改めて「本」の持つ魅力に虜にされた気分。



虜、と言えば、イチ推しシンガーソングライター花房真優さんのミュージックビデオが待ちに待って公開された。

「パズルのカギは空」

いみじくも本作の真犯人とのデジャブ。まさに正義と悪の対比のよう。

パズルのピースが組合わさり、一枚のキャンバスを見事に描く。映像の繊細さもさることながら、楽曲もアップテンポで彼女の魅力がギュッと詰め込まれた、素敵な仕上がり。

一見の価値あり。