あ、なんかこのブログタイトル、絶対毎年何人か書いてそう。
でもいいや。
前回リーディングで共演させていただいた尾崎宇内さんが出演されている舞台「冒した者」を観劇させていただきました。
「利賀演劇人コンクール2013」にて上演される作品の試演会という形での上演でした。
宇内さんの演技、素晴らしかったです。
セリフ一言一言が鋭い剃刀のようで、柔らかい空間に張ってある膜を鋭く斬り開いて進んで行くように、場内に宇内さん演じる須永の言葉が広がって染み込んでいくように感じました。
宇内さんが舞台に立っていると他の演者さんも含めて空間が締まるような気がしました。
舞台演技らしくなく(?)静かで優しさと虚ろさを持った殺人者の言葉にすごく引き込まれました。
利賀演劇人コンクールで上演されるという作品を初めて観ましたが、やはり素晴らしいなと思いました。
さらに村井雄さん率いる開幕ペナントレースも参加されるそうで、かなり行きたくなります。
また自分も演者として行きたいと思いました。
