サーマルカメラ&ナイトビジョンで夜間の動物撮影の結果。 | けもの道はイバラ道

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狩猟専門誌『けもの道』編集長&AEGハンターズショップ番頭のブログ。狩猟の話題はまだまだ続くよどこまでも。

少し前なのですが、サーマルカメラとナイトビジョンを使用して、夜間、山から住宅地近くや道路脇に出て来ている動物の撮影を試みて来ました。

 

 

使用した機材はこれらです。

 

■サーマルカメラ

FLIR/フリアースカウトTK

http://aeg-hunters.shop/?pid=133627525

物体の熱を感知し、映像化(数種類のカラーパレットから選択)。

動画・静止画の両方を撮影可能。

ズーム機能はありませんが、約90m先の人や動物を検知可能とされています。

 

 

■ナイトビジョン

Bushunell/エクノイクスZ4R

http://aeg-hunters.shop/?pid=133661161

暗視スコープ×デジタルカメラの次世代ナイトビジョンカメラ。

4.5倍ズーム機能、静止画・動画撮影可能。

 

 

どちらの商品も安くなく、でも狩猟や野生動物調査には気になるアイテムです。

今回、仕入先からデモ機をお借りすることが出来ました。

 

いくつかの状況下で撮影できましたので、以下、ご紹介します。

※撮影はすべて夜間22~24時ごろ、天候は晴れ、気温は25度ぐらいでした(日中は35度ぐらい)。

 

 

1.竹やぶに潜む鹿2頭

道路脇・民家の裏山にある竹やぶの横を車で通り過ぎるときに一瞬目が光り、フリアーで撮影しました。

距離は30mほど。

生い茂る竹やぶの中に潜む、鹿が2頭(中央および左)。

いくつかカラーパレットを変えるともう少しはっきり映ったかも知れませんが、この後、鹿はそそくさと竹やぶの奥に消えていきました。

 

 

 

2.道路脇の空き地で草を食べてた鹿3頭

道路を車で走っていると、前方左手の空き地で鹿が草を食べていたので撮影しました。

距離はおよそ50~60m。

 

まずは、ナイトビジョン。

画像の中央付近が白く光ったり、鹿の目が光って見えるのは、ナイトビジョンが発する赤外線(可視光ではない)を反射しているためです。

 

最後の鹿は拡大されていますが、これは写真をトリミングしたのではなく、最大までズームさせたものです(4.5倍)。

 

 

これをフリアーで撮影するとこうなりました。

運転席の窓から身を乗り出して、撮影したので、写真の右下半分は冷え切っていない道路(アスファルト舗装)が映っています。

 

空き地は未舗装でうっすらと草が生えているので、温度が下がり、そこにたたずむ鹿が映し出されています。

 

撮影開始当初は3頭いたのですが、うち2頭がカメラを持ち替えている間に逃げてしまったので、1頭だけ映っています。

 

 

 

3.道路脇の畑から道路に出て来た猪

さらに車で進むと、道路脇の畑から道路に出て来た猪を発見したので、急いで撮影。

距離は約50m。

 

まずはナイトビジョン。

猪はいわゆるフルコ(1~2才未満)ぐらいの大きさでした。

まだ若いためか、警戒心は緩め。

犬を放せばすぐに捕獲できそうな感じでした(もちろんしませんが)。

 

これをサーマルカメラで撮影すると、こうなりました。

相変わらずアスファルト舗装された道路の温度はまだ高いようですが、カラーパレットを替えると、猪との温度差がはっきり分かり、その姿も見ることが出来ます。

ちなみに、この猪は動画でも撮影できましたので、Youtubeにアップしております。

 


 

 

4.畑の中の向こうにたたずむ鹿2頭

今度は、道路から脇の畑を挟んで山裾にたたずむ鹿2頭を見つけました。

距離は少し離れておりまして、およそ80~100mはあると思います。

 

 

まずはナイトビジョンから。

最大ズームの状態で撮影。

距離があるのと、手前の雑草?で赤外線が届いていないようで、山裾辺りはかなり暗いですが、鹿であることは認識できます。

ズームで撮影すると手ブレで画像が鮮明ではなくなるので、現場で実際に見ている分には大丈夫なのですが、撮影するには本当は三脚などを使用した方が良いと思われます。

 

これをサーマルカメラで撮影すると、こうなりました。

低温で青く認識されている畑の中、画像中央付近にポツンと写っているのが、鹿です。

距離がありますが、温度検知はできています。

ズーム機能がないので、これを見て「鹿だ」と言い切ることはできませんが、「畑の中に比較的大きく温かい何かがいる」ことは分かります。

 

 

5.畑の中に、オス鹿2頭

最後に、畑の中にオス鹿が2頭いましたので撮影。

距離は20~30mぐらいで、ごく近い距離でした。

 

まずはナイトビジョン。

かなり鮮明に鹿を捉えることが出来ました。

鹿を刺激しないように静かに行動しましたが、それを差し引いても鹿たちは逃げようともしません。

写真奥にうっすらと電気柵が写っていますが、柵の無いところでは鹿たちに怖いものはないようです。

 

 

これをサーマルカメラで撮影すると。

しっかりと鹿を捉えています。

角まで血が通っているためか、角の形もしっかり温度検知できています。

 

 

 

以上、ナイトビジョン、サーマルカメラの撮影画像でした。

撮影していて感じたことは、車で流しながら探していたので、多少の街灯はありましたが、道路から少し離れると真っ暗闇。

その中で動物を探そうとすると、ズームの効くナイトビジョンではなく、ザクッとサーマルカメラで温度検知から開始する方が早かったです(今回の撮影では、運転中は助手席および後部座席の協力者が探索しました)。

 

そして「あ、何か(温かいもの)がいる!」と分かったときに、車を停車、サーマルカメラで観察を続けると同時並行で、ナイトビジョンで対象を確認する、という作業手順で行いました。

 

車で流しながらの状態ではナイトビジョンの画像はモノクロなので非常に見にくく、移動中はサーマルカメラ、停止してからはナイトビジョン、という使い分けが必要でした。

 

ご参考になれば幸いです。

 

 

 

まあ、予想はしていましたが、捕獲作業は行われていますがそれでも夜間になればかなりの野生動物が住宅地横まで出て来ていることが分かりました。

しかも、いずれの個体もあまり人(こちら)を怖がっている様子もありませんでした。

さあ、狩猟者の皆さん、準備はいいですか~。

 

 

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