【今日からは、内臓だ!】
おはようございます。
ウェストを70から60へ引き絞る佐藤です。
先日、食べ過ぎた後のリセットについて
お話し致しました。 →こちらです。即効性ないけどね!
こちらは身体全体の恒常性についてでしたが
一瞬、腸についても触れてみました。
ウェストを細くするには
腸を無視するわけにはいきません。
腸を征するものはウェストを征します。
細いウェストへの一本道です。
逆に、お腹を何とかしたいと言いながら
中身の腸を忘れていれば
いつまでたっても
根本的な解決にはなりません。
そんなわけで、
これからしばらく内臓強化キャンペーンです。
【下腹が出るワケ】
ウェストを絞る、と一言で言っていますが
お腹は大きく「上部」と「下部」に
分けられますね。
上部はスッキリしているのだけど
下腹がポッコリ、という体型は多いです。
下腹がボコっと出てしまうのには
3つの理由が考えられます。
・血行不良による脂肪の蓄積
・筋肉の退化による内臓の垂下
・腸の衰えによるもろもろ
いやすみません。もろもろって何やねん。
他に言葉が見つからなかったんです。
上2つは別の所でご説明するとして
本日は腸キャンペーンとして
このもろもろをご説明します。
題して「腸もろもろ」。
すみませんもう言いません。
【腸と下腹の関係】
腸が原因でお腹が出る場合。
まず、一番直接的なのはガスです。
腸内にガスが溜っていればお腹はパンパンに張ります。
何故ガスが出るのか。
ガスの元があるからですね。
では、ガスの元とは何か。
腸の中に溜っている食べ物の残りかすと
腸内細菌です。
ただそこに食べ物があるだけでは
ガスなんて出ません。
細菌が働いて
「発酵」もしくは「腐敗」を行うので
ガスが出るのです。
腸はがらんどうのチューブではなく
沢山の細菌が巣食っているそうです。
一説によると、ヒトの大腸内の細菌は実に500種類以上。
全重量は約1.5kgにもなるとか。
わお。
細菌で1.5kgですよ。
あの、単体では目にも見ることが出来ない細菌が
寄ってたかって1.5kg。
一大細菌コミュニティです。
何だか、大腸からグルグルと
細菌の呟きが聞こえてきそうです。
この細菌の一群を
「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」
もしくは「腸内フローラ」といいます。
まあ、名称は横に置いといてよろしかろうです。
そういえば「ムーミン」のガールフレンドの名前は
いつの間にか「フローレン」になってましたが
私たちの時代は「のんのん」でしたよね。
あれ、「拒絶の言葉に聞こえる」って
原作者からクレームが来たみたいです。
それはさて置き。
この腸内の一大細菌コミュニティ、
食生活と生活習慣で
内容が大きく変わってきます。
【コミュニティは中身が肝心】
よくいいますね、
「善玉菌」「悪玉菌」て。
細菌自体に善い悪いの感覚があるとは思えませんが
宿主たる私たちヒトに
良い影響を及ぼすのが「善玉菌」。
悪い影響を引き起こすのが「悪玉菌」。
「悪玉菌」が増えると
腸内環境が悪化し
腸の機能が衰退します。
結果として内臓代謝が低下。
代謝低下による肥満化と
腸機能衰退による便秘
それによるガス発生
下腹ポッコリ一直線ですね。
さらに恐ろしいのは
肥満が腸内の細菌の質を変えるらしいという
最近の研究結果です。
もちろん悪い方に変えます。
つまり
腸内細菌の悪質化
↓
体重増加
↓
腸内細菌の悪質化
というスパイラルが起こるということ。
腸内細菌が悪玉菌でいっぱいになると
肥満だけでなく
さまざまな病気も引き出します。
悪玉菌が作り出す「毒素」が
腸の壁から吸収されて
血液に乗り
体中を巡ってしまうのですね。
本来なら栄養を吸収する役割の腸壁ですが
毒も一緒に吸い込んじゃうわけです。
しかも。
腸内環境がよろしくて腸が元気な時は
栄養を吸収する「穴」もきゅっと締まっていて
悪いものを選別する能力も良く働きますが
腸内環境が悪くなり
腸そのものが疲弊すると
腸壁もボロボロになります。
栄養を吸収するところもボロッボロなので
多少「なんだこれ?」的なものも
吸い込んじゃいます。
吸収されたのが
分解しきれていないタンパク質だったりすると
身体の中で「異種タンパク」となり
アレルギーの元になったり
アトピーが出たりします。
ある種の金属が吸収されると
それらは血液中の脂肪とくっつきます。
金属を含んだ脂肪は
もちろん燃焼されにくくなります。
もうとにもかくにも
普通よりも全然痩せにくい体質に
なってしまうということです。
腸内フローレン、もとい
腸内フローラを改善しましょう。
【腸内細菌叢(腸内フローラ)を改善するには】
・ヨーグルト・味噌・漬物・ナチュラルチーズなど
「善玉菌」を多く含む食品をとる
これを「プロバイオティクスをとる」といいますね。
・オリゴ糖、グルコン酸など善玉菌のエサになる食品
(はちみつやポン酢、バナナなど)をとる
これを「プレバイオティクスをとる」といいます。
つまり「援軍」と「資金」を前線へ送るのです。
私佐藤のお勧めは
みそ汁と納豆です。
みそ汁の味噌は加熱処理していない「生」を
火を止めて少ししてから投入するのがよいと思います。
また、荒業として
悪玉菌を殺す抗生物質を飲むという手もありますが
一歩間違うと
善玉菌も殺してしまい
後は無人の荒野が広がっているということになりかねません。
逆にいうと、病院から出された抗生物質を
指示された用法を守らず飲んでしまった場合
腸内細菌のバランスが大きく狂うことがあります。
薬を飲んで下痢をした、という場合は
要注意です。
納豆の納豆菌は悪玉菌を殺すらしいので
こちらが穏やかで良いでしょう。
さらに玄米は
腸の動き(蠕動)を活発にしてくれます。
日本食ブラボーです。
お腹ポッコリを直したいなら
オシャレな洋食をちょっと休んで
玄米にみそ汁に納豆で
生きてみるのもよろしいかと思います!
ぜひ今晩のメニューに加えてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
レポート作ってみました。ぜひお読みください。→ここから
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