
演奏会に行ってまいりました。
高松市サンクリスタル3階ホールです。
NHKさんのラジオ放送番組 ライブ放送の予定だったのですが、
高校野球が台風の影響でスケジュールが狂い、収録放送となりました。
香川県か近県で電波が入れば当日の様子を聞くことができます。
NHK高松 ラジオ 1,368kHz
8月26日(月)
16時05分~55分
17時05分~55分
途中休憩を挟んでの放送 二部編成となります。
上記時間でご都合の悪い方は、NHKのパソコンサイトやスマホアプリのラジコから聞くことができると思います。
NHKのアナウンサー、キャスターの方たちが朗読をし、ギターの音楽や効果音でより抒情性を持たせた演出。
ちょっと怖い朗読のお品書き
菊池寛 閻魔堂
芥川龍之介 馬の脚
夏目漱石 十夜物語
中島 敦 山月記
リハ中にパチリ
ギターの 西垣正信 氏

見慣れないギターですよね。
オリジナルのコフ・コゲット作の美しいギターです。
1800年代のフランスの楽器です。
もっとアップできればこのギターの美しい細工が見ていただけるのですが…
19世紀のギターはまぁまぁたくさん見てきましたが、こんなに美しいギター、僕はほかに見たことがありません。
ニスの色も他で見ることがない深いエンジ色です。
普通はもっと透明なシェラックニスかオイルニス・・・・いずれにしてももっと透明なニスです。
フレットがなにやら・・・・曲がってますよね・・・(笑)
12音平均律ではない、美しい響きの古典調律で演奏したいため改造しています。
もう生まれて200年以上たっていますので、雑味の無いつややかな渋い音です。
ときおりセクシーな音に感じる時もあります。
貴重な美しいギターですが、演奏者に酷使され(笑)満身創痍。
表板の補修された複数の割れが気になります。
表面板、うねってますから・・・・
編曲物で、ベルリオーズの幻想交響曲より第4楽章断頭台への行進、ラベルのボレロなどの演奏に
こき使われます。(笑)
当日も演奏されてしまいました‥‥ かわいそうに…
おまけに今回の演目では、裏板までスーパーボールでこすられるという、ブラックな使われ方をします。
ギターが人間だったら、今はやりの雇用慣行での訴訟を打てば100%勝てまっせ!!
さて 本番。
ここ香川は菊池寛の生誕の地であります。
なのでトップバッターは菊池寛です。
閻魔堂はあまり知られていないのですが、菊池寛にとっては会心の作だったようです。
ということでどんな話かと興味津々だったのですが、、、
コフ・コゲットをスーパーボールでゴリゴリゴリーーーとこすりはじめたので、ああああ、、楽器が壊れるー
と気になって、ストーリーが全く頭に入ってきませんでした。
まさに ちょっと怖い・・・のタイトルはこのことだったか・・・(笑)
聞いている間、コゲット嬢の安否が気になって仕方ありませんでした。
終演後、見る限りでは無事だったと、ほっと一安心でした。
内容は全く記憶にありません (爆死)
芥川龍之介 夏目漱石はビッグネームなので割愛。
オンエアーでお聞きください。
そうだ、菊池寛もオンエアーで聴ける…
最後の山明記は夭折した中島敦の作品。
人間がだんだん虎になって友人を食い殺すかもしれないとの恐怖と狂気のはざまを行きかう物語。
人間の弱さをたとえ話で描いた作品でした。
ストレートで強く心に刺さってくるように感じました。
もっと長生きしてたくさん書き残してほしかった・・・・
これも、是非オンエアーで聴いていただきたいです。
ギターと朗読のコラボレーション。
人の声とギターってあうなぁ・・としみじみ感じました。
最後に 菊池寛・・・・
ご本人が私は菊池寛です!! とおっしゃっていました。
ご本人って誰のことだろう?(笑)

NHK高松のアナウンサー 伊丹 新さんに似てるけど。。。ちがうと本人が言ってました。
だから、本人って誰よ? (笑)
文豪 開高健が書いてました。
筆舌に尽くしがたい というのは 物書きにとって敗北である。
なにがなんでも紙に書いてあらわさなければならぬ。
と・・・・・
私、文才と感性の無さに物書きじゃなくてよかったとつくづく思いました。
朗読と演奏のレポート‥‥あえて触れていません。
書き表すことができませんので どうぞ オンエアーをお聞きください。
(*^_^*)