下請業者からの口頭による催促に追いまくられていて、気が変になりかけていた。

そもそも本人が全く請求してこなくて支払金額が確定できずにいたのが問題なのに、自分の非は全く無関係。

うちだって業務の関係で請求に間に合わない事がある。そんな時には苦しいながらにも支払を調整するなどして翌月までしのぐ。


こちらから何度も「請求書を出してください」と言ったにも関わらず、代表者自らが「事務が苦手なんで・・・」と言い訳を繰り返すばかりで一切の書類を提出してこない。それなら自己責任でしょって言いたくなる。


終いには「入金がないと下の奴らの支払も借入金の返済も出来ない」と半ば逆切れをしてきた。こっちだって相手の苦しさは判っているし出来ることなら助けてあげたいと思う。でも仕事は仕事。遊びじゃないから、"施工"→"請求"→"査定"→"支払”の流れを崩すわけにはいかない。


相手が望んでいるのは、"施工"→"潤沢な支払"で、その間にあるべき"請求"も"査定"も吹っ飛ばそうとしている。代表が人が良いのは判っているけれど、20年近くこの仕事をしているならばいい加減に仕事の流れを覚えて欲しい。


幾ら待っても請求書が出てこないのは明らか。かと言って支払をしないままでいたら向こうの従業員が給料が貰えなくなってしまうのが判っているので、こちらで査定して支払額を決定させた。とは言っても、数カ月分を一気に支払うのはうちの資金繰りにも影響する。さっきまで資金繰り表を確認していたけれど、どうしても来月中旬に大幅な資金ショートが起こることになってしまい、どうにもならないと思った。自宅にいた社長に電話して現状を伝えたところ社長が10時すぎに会社に来た。何度も資金繰り表とにらめっこしていたらパソコンの調子が悪くて、作計算式がずれてしまうことが判明。計算式を見直しして、どうにか下請への支払の目処をつけることが出来た。


パソコンの不調は数カ月前から起きていたけれど、資金難から入れ替えも出来ずにだましだまし使っていた。今月になって少し余裕が出たので新しいパソコンを購入したはいいけれど、古いパソコンからのデータ移行作業にてこずっていて未だ未開封のまま、机の横においてある。


今週中にはデータ移行を終わらせてきちんとした環境を整えよう。