コロナ禍で、赤い羽募金などは中止される中、歳末助け合い募金は実施されるようだ。いつもと違って、募金を近距離で受け取ることは難しそうだが、募金を途絶えさせないのはよいことだ。

 

「スカウトは友情に厚い」が、「友」に対する親愛の情を表すものとしたら「親切である」はもっと広い範囲、社会であるとか、地球であるとかに対して、親愛の情を表し、「相手の立場で、相手を想う」行動規範になる。エコやSDGsであれば、地球や社会に対する親切であり、お年寄りや困っている人であれば、友達よりもう少し広い範囲のもう少し身近な親愛の情になる。

 

親切は感謝の裏返しであり、他人から無償の親切を受けることが、人への感謝に繋がる。また感謝するから、親切を継続できる。

 

ボーイスカウトはよく募金を集めるが、これは、お金を入れてくれる街の人の「親切心」と募金した人に対して「ありがとうございました」と感謝の心を表すことを両方体験できるよい活動だ。スカウトがそれに気づくためには何年もかかると思うので、長い期間続けてゆくべき活動である。だから今年もやめるべきではないと思う。