小名牟遅神社
(こなむちじんじゃ)


大和国吉野郡
奈良県吉野郡吉野町小名722
(アクセス、駐車は下部写真参照)

■祭神
小名牟遅神
武甕槌命 経津主命 天児屋根命 姫神


吉野町の山間部「小名(こな)」の集落外れ、山中に鎮座する社。標高は400mほど。かつての参勤交代時に中食を摂るところであった「三茶屋(みっちゃや)」の東隣村。
◎創建由緒は不明。ご祭神の小名牟遅神(一般には「スクナムチノカミ」、当社の読みは不明)は、少名彦命のこと。「三茶屋」の久須斯神社に鎮まる久斯之大神も少名彦命のこととされており、関連が考えられます。そちらでは「薬師」が「久須斯」へと転訛したという考え方も。医薬を伝えた神として信仰があったようにも思います。
◎いつの頃からか春日神も祀られるようになり、ご本殿はニ棟が並び建ちます。また扁額には「兩社大明神」とあります。


県道28号線から「小名」集落を抜け、このような林道を200m余り。鋭角に左折しますが、車はここまで。坂の上は当社しかないので、坂の手前に停め置き可。

拡張工事中ですが、途中からは軽でもかなり困難な狭さに。坂の手前に停め置き歩くのがベター。登拝道は50m余り。