高靇神社 (桜井市北白木)


大和国城上郡
奈良県桜井市北白木427
(狭小道路が多くアクセスはやや困難、台風シーズン等は落ちた枝などで車を傷める可能性有り)
(車は集落麓に停め置き、下部写真参照)

■祭神
高靇神


「上之郷」と称される桜井市北東部の山間部。険しい山中の所々に小さな集落が残りますが、その中の「北白木」集落内に鎮座。標高はおよそ500m余りかと。社前の二本の木に勧請縄が渡されるなど、古いしきたりが色濃く残る社。
◎「白木」の地名は「新羅」からの転訛と考えられています。おそらくはアメノヒボコ神の末裔が当地に住み着き、採鉱を行っていたものと。「新羅城」があったという説も。穴師坐兵主神社の「穴師山」から東遷してきたのでしょうか。なお「中白木」にも高靇神社が鎮座しています。
◎当地周辺には高靇神が祀られる神社が密集。それらの勧請元が、南方1km余りの山中に鎮座する「萱森(清水山)」の高靇神社とされます。そちらでは9世紀頃、醍醐天皇の御宇に長谷寺の鎮護神として信濃国より勧請されたとしています。
◎当社がいつ頃勧請されたのかは不明。また勧請元も、さらにまた大元の戸隠神社の創建時期も正確には分かっていません。
◎「上之郷」界隈については後ほどUPする天照皇大神社の記事にて。


車は写真に小さく写る所に停め置きました。右手前の坂道を登って集落に入り、当社までは100mほど。






「九頭社」と刻まれています。





勧請縄が渡されています。