◎神拝 三輪山への新しい扉 (三ツ鳥居の向こう側)


「三ツ鳥居特別参拝と神職の案内による宝物収蔵庫拝観と境内案内」イベントに参加しました。

主催は奈良ヒジターズビューローさん。
ほとんどが神職さん主導でしたが。


大神神社の「三ツ鳥居」は「古来一社の神秘なり」と古書に記される特異なもの。

そしてこれは拝殿奥のとりわけ神聖な禁足地を俗世界から仕切るという、甚だ重要なもの。


ところがこの鳥居の由緒等はまったく不明。

古来より多くの研究者から多くの説が出されるも定説はありません。

なかでも小川光三氏が提唱した説がもっとも理に叶っています。
これをもって論争は終わったと考えていますが(芝の春日神社の記事参照)。


これまで鳥居の由緒・起源については大きな関心を持っているものの、
構造物そのものにはまったく関心がないという…

生粋のあまのじゃくさん(笑)


最近親交を深めている方からお誘いを賜り、なぜかOKを…。

そういう流れなのかな~と。


ある時より、
「流れるままに生きる」ことを選択すると決めて以来、すべてにおいてうまく流れていますが、

…今回もそれに従ったまで。


「三ツ鳥居」を目にした結果…
「三輪山」への「新しい扉」が開いた!…と。

ついに「三ツ鳥居」を潜ったのだ!…と。
(実際に潜ってはいません)


ただの木造建造物ではありません。
それはあまりに崇高で、あまりに畏れ多いもの。

あまりに尊いものでした。


古来より多くの優秀な研究者たちが挑むも
解き明かされることのない「三輪山」の謎。

私ごときが偉そうに語るには及ばず、
せいぜい知り得る知識を最大限に自慢気に振り回すのがオチですが、

その知識を得るための意欲がまた沸々と。


また宝物収蔵庫における、「山ノ神遺跡」出土物の展示に関しては惹起されるもの。

特に祭祀用具の展示には目が釘付けに!


地方の神社の宝物展示館は時々訪れるのに、
自分にとってはあまりに近い存在の大神神社 宝物収蔵庫の存在すら知らなかった…

もう一枚の「新しい扉」が開いたように思います。


イベント終了後に
どしゃ降りの雨の中、可憐なお姉さんを引きずり「山ノ神遺跡」へ。

あちらこちらの水溜まりの中を
じゃぶじゃぶと…


行くか?普通(笑)

いや…
展示物を見た感動そのままに…その足で!


人の群れる場所を頑なに拒む
生粋のあまのじゃくさん…

お誘いが無ければ、
こんな貴重な体験は一生叶わなかったな~と。


お誘い賜った方、三輪の大神に感謝の意を!