◆ 丹後の原像【25.神の通ひし「天橋立」 ~その2】



前回の記事においては「天橋立」の概要中の概要を手短に上げました。

今回は道中の史跡を余す所無く掲載したいと思います。したがって考察や推量などといった私見の類いを一切挟みません。

観光ガイド的な感じで。




当ブログでは何度も声を荒げて言っていますが、「天橋立」は「観光スポット」ではなく、籠神社の神聖な「参道」です。

ただ…

古来よりこの「参道」のあまりの美しさに与謝野蕪村や与謝野晶子、和泉式部を始め魅入られた人はあまた。

恐れ多くて比肩はできずとも私もその一人。
奈良から遙々と40回ほども足を運んでしまいました。

人生の岐路にはなぜか必ずここにいましたが、この度また岐路に…

この機に「天橋立」をあらためて一から、隅から隅まですべてを紹介します。早朝4時過ぎに起床し、ほぼ誰もいない状態を撮りました。

少々退屈な記事かもしれませんが…

訪れた方にも訪れていない方にも、コメントやご感想を頂けたらさいわいです。


残念ながら上手に写真を撮る資質などまったく持ち合わせておりません。また今回は特に写真に納めることだけに集中しました。



今回も「天橋立」を渡った先の逆方向から歩き始めました。これは泊まった宿がそこにあるから。

だから写真は手前から並び替えています。

「廻旋」しているのを見たのは3回だけ。



一番下の絵図を見ると、この「天橋立」の特異性がよく分かります。

「大きな壁のように立ち上がっている」と。

…にもかかわらず、真ん中近くは真水が湧く「磯清水」があるのです。不思議…。

そもそも海水で松は生えんか!



こんなんあったっけ???

与謝野晶子像???



雑草刈りましょうよ~!



「久世戸の松」

大天橋と小天橋との間に位置する松で、この地を昔から「久世の戸」と称している。



「知恵の松」

一本の松が三叉になっていて「三人寄れば文珠の知恵」から引用された。



「小袖の松」

松の枝が程好く垂れ下がり小袖を掛けておけるような松。



「大天橋」



ちょうどこの歌碑の前で雨が上がり、ぱーっと晴れ間が広がった時がありました。

何たる偶然!!!

お昼間やったけど(笑)



ほぼ同じアングルで何度も写真を撮っているな…と、今頃気付く(笑)

波が立つタイミングを図って、何枚も写真を撮っているのは…ここだけの秘密(笑)



子供が遊んだ跡かな?

夏場は海水浴場となり、浮き輪を付けた子供たちが走り回っています。

豊受大神、彦火明命も目を細めて…でしょうか。



案内板を初めてちゃんと読んだ(笑)



そうなんです。

ほとんどの松が斜め向き。



こんなものまで。



壊滅的な被害を受けたのでしょうか。

まだ生まれていません。



石碑は草むらに隠れてました…。



いろんなものがあって飽きさせません。



「雲井の松」

雲の合間に座るが如くという意味で、そびえ立つという様を表している。



「大天橋」からは200~300mは離れたところに、
このような案内板。



《~その3へ続く》