三輪坐惠比須神社
(みわにますえびすじんじゃ)


大和国城上郡
奈良県桜井市三輪375
(P無し、社前に停めて足早に参拝か)

■旧社格
村社

■祭神
八重事代主命
八尋熊鰐命(ヤヒロワニノミコト)
加夜奈流美命


日本で最初に開かれた市場とされる「海石榴市(つばいち)」の守護神として祀られた社。大神神社の拝殿からは南西500mほどに鎮座します。
「海石榴市」は元々は「初瀬川」の川縁の金屋という地で物々交換の市として開かれていたとされます(史跡あり)。ところが927年に大雨で「初瀬川」が氾濫、社が流されたとか。その後、市とともに神社も現社地に遷されたとしています。分霊は大行事社より、市は「三輪市」と名を変えました。
「海石榴市」が記紀に表れるのは、武烈天皇の即位前が最初。影媛を娶ろうとして太子(後の武烈天皇)遣いをやりますが、その待ち合わせ場所として「海石榴市」が登場しています。武烈天皇は5世紀前半頃と思われるため、当社はその頃には創建されていたと考えられます。

*写真は過去数年に渡る参拝時のものが混在しています。






「大日本最初 市場三輪坐 恵比寿神社」と刻まれています。


境内社の琴比羅神社。