今朝から号泣しっぱなし・・・十八代目中村勘三郎さんの死 | けいたいおかし

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アラフィフのブログ

けいたいおかし-勘三郎悲報

十八代目中村勘三郎さんが
今朝、亡くなられた・・・。

悲報を聞いてから
ずっと涙が止まらない。

本当に、本当に、無念。

悲しい、淋しいよりも
「無念」という気持ちだ。

来年4月の新歌舞伎座の
こけら落としで復活すると
多くの人が、そうであったように
ボクも信じていた。

伝わっていなかったように思う。
食道がんの手術後、肺炎を患い
血液を常に入れ替えているような
「人工肺」を取り付けられての
4ヶ月間におよぶ闘病・・・
自発的な呼吸が出来ない状態なんて、
考えただけで辛すぎる!

そこま壮絶な治療してでも
「絶対に死なせてはけない人」
だったからこそ・・・
そんな手段を選んだのかもしれない。

もっと勘九郎や七之助との
親子共演を観たかったし・・・
現代劇の演出家らとの
コラボによる芝居も観たかった。

勘九郎に生まれたばかりの
孫を含めた三代揃いの舞台だって、
いつか観られると思っていた。

ボクのような客だけでなく、
多くの人々が無念を感じているだろう。

そして、一番、無念なのは、
勘三郎さん本人に違いない。

歌舞伎好きの母親のお供で、
子供の頃から歌舞伎を
観てきたボクだけど・・・
古い日本語の台詞回しの
古典は勉強不足もあって、
イマイチ理解しているとは
言い難かったりする。

勘三郎さんは・
歌舞伎以外の演劇人らと組み、
今の時代を生きている
我々が楽しめる古典の復活や
新しい歌舞伎を生み出してきた。

勘三郎さんは時代を超えた
まさに”エンターテイナー”だった!

伝統芸能としての王道を守る
成田屋(団十郎、海老蔵)と
興業主から派生した
エンターテイメントを追求する
中村屋(勘三郎、勘九郎)に
ボクは常に興奮させられてきた。

小劇場時代から
大好きな劇団自由劇場の
串田和美さんの演出による
コクーン歌舞伎や平成中村座の
公演には何度も足を運んだ。

劇場の立地を利用した
スカイツリーや渋谷の雑踏を
そのまま利用した斬新な演出には、
たいへん驚かされた。

今まで観た歌舞伎の芝居で
ボクが一番好きな演目は、
三島由紀夫作の「鰯売恋曵網」。

勘三郎さんの父十七代目と
中村歌右衛門によって初演され、
近年は勘三郎さんと玉三郎さんで
演じられる人気の芝居だ。

大衆演劇に通じる色気や笑い、
入れ替わりのドキドキ感もあり、
最後には人情のお涙頂戴で、
公演されるたび繰り返し観ている。

勘三郎さんの当り役は
とっても多くて・・・
「勘三郎さんでなければ!」
という芝居があまりにも多い。

歌舞伎という伝統芸能を
今の時代に最も興奮する演劇として
蘇らせ、進化させ続けていた
勘三郎さんがこの世から消えたことは
大きな損失としか言いようがない。

ただ、歌舞伎の巧みな
仕組みとも言えるのが・・・
跡を継ぐ息子が
父親の名前を背負って、
成長していく過程さえも、
贔屓にとって醍醐味と
させてしまうことだ。

仕草や声が父親の勘三郎に
最近似てきた勘九郎を
見守っていくことでこそが、
楽しみとなっていくのだから。

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