トゥルーノース(映画) | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

ウォーキングを済ませた。昼飯は一人、カップラーメンを食べた。午後から訪問リハビリ(ST)の予定が控えている。インターバルは2時間か。映画でも観ようか。アマゾンプライムビデオを物色する。2時間で収まるタイトルが、あった。90分。親友から薦められたやつだ。

 

トゥルーノース

(内容紹介)

1950年代から始まった在日朝鮮人の帰還事業により北朝鮮に渡ったヨハンの家族は、両親と幼い妹とともに金正日体制下の北朝鮮で暮らしていた。しかし、父親が政治犯の疑いで逮捕されたことにより、母子は強制収容所に入れられる。極寒の収容所での苛烈な生活に耐え忍びながら、家族はなんとか生き延びていたが、収容所内の食料確保によるトラブルによって母が殺害され、自暴自棄となったヨハンは次第に追い詰められていく。そんなヨハンは、死に際に母が遺したある言葉により、本来の自分を取り戻していく。

 

控えめに表現して、この世の地獄だった。アウシュビッツが凶弾されている現世において、何故北朝鮮は負の歴史を繰り返すのか。そんな過酷な境遇において、人間としての正しさを追求した主人公と家族。凄い映画だよコレ。なるほど、僕も何が正しいかを追求したい。