天ぷら酒場 はまる家@京王堀之内 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

地元で飲むと決まった際、居酒屋は決まって「おっけい」だった。馴染みの店長を筆頭に、親しい店員とのコミュニケーションが心地良かった。百回は通ったんじゃないか。だがそれも昔の話。居酒屋おっけい無き後、頭を悩ませる選択肢が新たに勃発。これが結構な大問題。

 

1店目は「はまる家」。何度か通った旧炎の助の居ぬき物件として、中学時代の同級生(同じサッカー部の当時の部長)がオーナーとして店を牽引する。もう1店は、かつての居酒屋おっけいの跡地に移転してきた「だんだんどうも」。ここのオーナーは、かつてのバイト先の店長。

 

どちらの縁も大事にしたい。互いの店は近距離。かつての体力であれば、はしご酒という手もあったが。今は酒に弱くなった。もとい、電動車椅子の入店ができない両店。これは僕の責任。なので最近は、隣の駅まで足を運んでいた。ところが先日、遂に発見する。あったの。

 

 
はまる家の2号店として、すぐ隣に軒を構える天ぷら酒場。前回、だんだんどうもで友人との約束の時間前に、探索して見つけた。店長の許可を得て、入口の段差を確認。WHILLの馬力なら大丈夫。満を持して、地元のいつもの友人を召喚。今回の食事会を以て、無事に目標達成。

 

 

焼酎の銘柄の少なさには困ったが、日本酒の種類の豊富さには及第点を与えたい。天ぷら以外にも、魚介串やおでんなど、品目も結構揃っている。店の雰囲気も悪くない。民度も良好。帰りしな、店長の一声で狭かった通路側の席が一斉に空く。関係ない反対側の客人まで立つ。