期待と信じるのあいだにあるもの。 | わくわく海賊団

わくわく海賊団

Compass of Your WakuWaku

夕焼け空とビル群、水辺の風景

 

 どうせ、助けてもらえない。

 どうせ、分かってもらえない。

 どうせ、信じてもらえない。

 

「どうせ」ということばには、

「どうか」という願いがあるように思います。

 

 どうか、助けてほしい。

 どうか、分かってほしい。

 どうか、信じてほしい。

 

 他人に期待しないという人は、

 ほんとうはすごく期待していますよね。

 

 傷つきたないから、期待しない。

 裏切られたくないから、期待しない。

 

 でもほんとうに期待しないのなら、

 そもそも「どうせ」ということばが、

 出てくるはずがないと思うんです。

 

「どうせ」ということばが出るということは、

 心のどこかで期待している証拠です。

 

 期待が裏切られるのが怖いから、

 先に「期待しない」ことにしておく。

 そうすれば、裏切られたときの"痛み"が、

 少し減るかもしれませんからね。

 

 でも、それを続けていると、いざ

 ほんとうに期待していい場面がきたとき、

 心が動かなくなってしまう気がします。

 

 大事なことは、たぶん、

 期待しないことでじぶんを守るのではなく、

 相手を大事にすることなんじゃないかな。

 

 期待しないことと、

 無関心は、似て非なるものです。

 

 期待しないという言い方は、

 相手の行動を勝手に決めつけています。

 

「〜してくれるはず」

「〜してくれないから許せない」

 

 そうやって相手を

 じぶんの想定内に組み込もうとしないことが

 相手を大事にすることなんだと思います。

 

 じぶんとはちがう他人が、

 どう動くかはその人の自由であり、

 だれかにコントロールされるべきではない。

 

 だから、その人がどう動くか、

 ありのまま、そのままを見てみる。

 

 そうすると、思い通りじゃなくても、

「裏切られた」ではなく、

「こういう人なんだ」と少しフラットに

 受けとめることができると思います。

 

 相手を大事にするこということは、

 相手をコントロールしようとしないこと。

 

 それがめぐりめぐって

 じぶんの気持ちを守ることにも

 つながるんじゃないかな。

 

 今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 期待しなことで、

 信じる力が生まれる。