第5回 ニューロサイエンスセミナー | Y

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兵庫医科大学で開催された、


『第5回 ニューロサイエンスセミナー 講義編』


に参加してきました。





セミナーのプログラムです。




道免和久先生(兵庫医科大学)から、運動学習についてのご講義から始まりました。
運動制御理論の歴史を踏まえながら、小脳内部モデルについてご講義いただきました。
新しい知見を勉強することは重要なことですが、それまでの歴史も勉強することで『理論』がどのように発展してきたか知ることも必要だと私は思います。それを理解しやすいようにご説明されていました。



吉田直樹先生(リハビリテーション科学総合研究所)から、ニューラルネットワークについて簡単な数理モデルを使ってご講義いただきました。シュミレーションゲームを用いて具体例を確認できたので非常にイメージしやすかったです。



小金丸聡子先生(京都大学医学研究科付属脳機能総合研究センター)から、『行動と心』というテーマのもと電気神経生理学に基づいた知見をご講義いただきました。とくに運動学習における運動野の役割、強化学習理論について非常に理解しやすい内容でした。



最後に、今水寛先生(NICT脳情報通信融合情報センター)の特別講演がありました。最高峰のNatureにも数々の論文を出されている先生です。fMRIから得られた未発表の研究成果までご呈示されていました。ニューロフィードバックを用いたトレーニング効果について述べられており、神経科学の応用はここまで進んでいるのかと驚きました。



1日でかなり凝縮された内容を聴くことができて大変勉強になりました。



神経科学領域は目覚ましい進歩があります。これはリハビリテーション分野においてもかなり重要な領域です。



運動学や解剖学、生理学を学ぶと同時に、神経科学も勉強していかなければなりません。



これらは密接に関係し合っていますから。



自分の知識が偏らないよう、これらの領域は勉強し続けないといけませんね。



一生勉強です。




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