チームダイアリーをご覧のみなさま、こんにちは。2年MG北井佐和から紹介を預かりました、3年FWの渡邉祐助と申します。

 佐和の紹介文にもあった通り、彼女とは昨年度、同じ授業を受けていました。帰国子女でもないのに英語を流暢に話せていたり、興味のない筋トレの話に相槌を打ちながら先生の話もしっかり聞いてメモを取っていたりと、とても聡明な子だと感じていました。他にも書きたいことはたくさんありますが、最近妙に優しく接してくるのはおそらく「変なことを書くな」という無言の圧力だと思うので、このあたりで終わりにしておこうかと思います。


 さて、前置きが少し長くなりましたが、本題に入らせていただきたいと思います。鬼門である3年生のダイアリーということもあり、正直なところ書くことが全く決まらないまま締め切りの数時間前を迎えてしまいました。氷上練習後の深夜テンションということもあり、迷作になる予感しかありませんが、どうか大目に見ていただけますと幸いです。拙い文章ではございますが、お時間のある方はぜひ最後までお付き合いいただけますと嬉しいです。


 突然の質問ですが、みなさんには逃げ続けてきたものがありますか?私にはあります。国語です。幼少期の6年間を海外で過ごしたことを言い訳に、小学校から高校まで、ずっと国語から目を背けてきました。日本語は似た意味の言葉が多く、複雑で、ずっと苦手でした。しかし今、訳あってその国語と向き合わなければならない機会が訪れました。


ここで一問、挑戦してみてください。


下記の説明と意味が最も合致する語を一つ選びなさい。

「扱い方がぞんざいなこと。丁寧でないこと。」


 •A 粗悪

 •B 粗漏

 •C 粗製

 •D 粗野

 •E 粗略


正解はE・粗略です。


他の選択肢の意味は次の通りです。


 •A 粗悪……質が劣っていること

 •B 粗漏……おおざっぱで、手落ちや見落としがあること

 •C 粗製……作り方が粗雑で、丁寧さに欠けること

 •D 粗野……荒々しく、洗練されていないこと


 初見では、どれも「粗い」という字が入っているせいで、「なんとなく雑な意味だろう」という程度しかわかりませんでした。というより、こんな言葉が存在すること自体を知りませんでした。なぜこれほどよく似た言葉が、いくつも存在するのか頭を抱えていました。ところが、一つひとつの意味を調べていくうちに、少しずつ景色が変わってきました。

 「粗漏」は作業のプロセスに生じた抜け落ち。「粗野」は人そのものの性質。「粗略」は相手への接し方、態度の問題。同じ「粗」という字を持ちながら、それぞれがまったく異なる場面を切り取っている。日本語はそうやって、似ているようで微妙に異なる感覚に、それぞれ固有の名前をつけてきた言語なのだと気づきました。そしてその細かな違いの中に、人の感情や、ものの見方、あるいはその時代の人々が何を大切にしていたかが、静かに刻まれているように思えました。

 これまで私は、国語を「正解のない曖昧な教科」だと思っていました。根拠のない感覚論を押しつけてくる、掴みどころのない学問だと。しかし、実際は違ったのかもしれません。曖昧に見えるものを、言葉という道具を使って丁寧に切り分けていく、そういう精度の高い営みだったのではないかと、今は思っています。

 まだ、得意には程遠いですが、ずっと逃げてきたものだからこそ、今は少しだけ、向き合う面白さを感じています。これからも苦手なことが出てくるかと思いますが、この気持ちを忘れずに真摯に向き合っていきたいと思います。拙い文章でしたが、最後までお付き合いしていただきありがとうございました。


 さて、次のダイアリーは3年FWの芝田光希です。しばこーがすれ違った人が思わず振り返るほどのイケメンであることは、周知の事実です。しかし、そんな甘いマスクとは裏腹に心は全くイケメンではありません。日頃から、2年DF土井とともにホッケーが下手な私のことを「エース」「スピードスター」と呼んで、馬鹿にしてきます。今年22歳になるにあたり、是非とも日頃の行いを反省し、顔だけでなく心まで完璧なイケメンに成長してくれることを願っております。

  それではしばこーよろしく!