チームダイアリーをご覧の皆様、こんにちは。2年DF久恒弘大からご紹介にあずかりました、2年マネージャーの村田莉菜と申します。
久恒は私が昨年入部する数日前に怪我をしてチームから離脱してしまったため、1度も大学でプレーする姿を見ないまま2年生になってしまいました。最近は復帰し、練習試合でもプレーしている姿を見ることができたので、今シーズンからの活躍に期待しています。
また、久恒からの紹介がありました通り、今シーズンから同期マネージャーが増えました!昨年は1年間同期のスタッフがおらず少し寂しかったので、嬉しいです。アイスホッケーが好きな新キャラが同期に増え、とても楽しいです。彼のダイアリーも是非楽しみにしていらしてください。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、本題に入らせていただきます。昨年は入部理由を含む「なぜ慶應のアイスホッケー部に入ったか」を書かせていただきました。そのため今年は、テストが本当に苦手だった私が「どうやって慶應に入ったか」について書かせていただこうと思います。つまり、続きです。そのため昨年に引き続き、「ご縁」part2をお送りしようと思います。現在のチームには大学から総合型選抜で入学し、入部した部員は誰もいないので、少しでも宣伝になれたら良いなと思います。拙い文章ではありますが、お時間のある方は是非最後までお付き合いいただけると幸いです。
私が慶應義塾大学に総合型選抜(AO入試)で合格した原点は、2年前に卒業された倉田歩さんのダイアリーだと思っています。幸いにも、昨年の早慶戦時に実際にお会いし、感謝をお伝えすることができました。高校2年生だった当時、研究テーマ(志望理由書で書く大学で学びたいこと)の設定に悩んでいたときに、倉田さんのダイアリーを読み大きく動かされました。このダイアリーも、読んだ方の参考になればと思い、受験について書かせていただきます。
私は法学部政治学科にfit入試で合格をいただき、入学いたしました。Fit入試は慶應の法学部独自の試験で、1次試験での書類審査、2次試験での小論文試験と面接があります。
私は高校1年生が始まる頃にfit入試を視野に入れはじめました。その年の夏から1年間留学することが決まり、帰ってきたら高校2年夏。高校の先生からは一般受験は絶望的と告げられ、総合型にシフトすることにしました。
総合型受験で最も重要と言われている大学で学びたいこと(=研究テーマ)は「アスリートの働き方」に焦点を当てました。もっと学術的なテーマが良いと思い込んでいた私は、他の分野のテーマも考えましたが興味を持つことができず、ただでさえ文献調査が苦手な私は、先行研究を読んだり本を読むことがとても苦しかったのです。しかし、倉田さんのダイアリーを通して自分の好き、関心を深め、学問と結びつけテーマにしても良いと気付かされ、アスリートに焦点を当てることにしました。
具体的には、セカンドキャリアにおいて自己破産してしまうアスリートや、将来について考えていない学生アスリートが多いことに課題意識を置き、デュアルキャリアの可能性と各国の政策について調べました。日本では文部科学省が2013年ごろからデュアルキャリアを国として支援政策を作るという方針を発表して以来10年ほど経っていますが普及率、認知度はさほど高くありません。一方EU諸国では、論文が多く発表され、研究が進んでいます。これらの国と日本の政策を比較し、日本で普及しない理由や政策評価を行いたいという内容を提出しました。
合格をいただいてから文章を書くと受験生活中、ずっと見通しが立っていて、スムーズに探求が進んでいたと感じるかもしれません。しかし、本当のところは波乱の受験でした。SFCを第一志望としていた私は、法学部は別のテーマを立て、書類作成をしていました。書類の提出締め切りの2週間前に、法学部用に設定していたテーマの探究の意義を見失ってしまい、法学部の受験を辞退しようと考えました。書いた書類を全て破棄し、SFC1本で受験しようと考えたのです。しかし書類提出締め切りの1週間前になり、塾の先生に説得され、SFCの探求で使用していたテーマで無理やり書くことにしました。それが先ほど紹介した内容です。最後の1週間は睡眠時間を削り、学校を休み一日中パソコンと向き合っていましたが、辛かった記憶はありません。自分の興味のあることについてはずっと考えることができるのです。最後の最後で書類を提出し、1次試験を通過することができました。しかし2次試験もそう甘くは無く、小論文はあまり自信がなく、面接では圧迫面接に負け、退室したと同時に大号泣してしまいました。SFCの面接試験も手応えが無く、合否が出るまでは本当に落ち着かない毎日を過ごしていました。
幸運にも法学部から合格をいただき、今に至ります。昨年度のダイアリーの言葉を借りると、これも「ご縁」だと思います。SFCにはまだまだ未練を感じていますが、残り3年間は法学部でできることを自分なりに探していこうと思います。長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次のダイアリーは、3年FW河原周さんです。河原さんは昨年、入部して1週間しか経っていない私の顔を覚え、授業で話しかけてくださったことをよく覚えています。あの時は誰?って顔をしてしまってすみませんでした。また麻雀が好きでよくやっていて、かなり強いと伺っております。実は私も最近密にアプリを入れてみたので、まだまだ未熟者で覚えることが多く、手こずっておりますが、いつかは一緒にしてみたいです。では河原さん、よろしくお願い致します!