チームダイアリーをご覧の皆様、こんにちは。4年FW川島隼より紹介に預かりました、4年FWの荘敬大と申します。

 隼とは高校からの同期ですが、彼の努力には目を見張るものがあります。特に今シーズンのウエイトトレーニングはとても大きな成果が出ており、氷上では驚異のフィジカルを誇っています。この調子で残りのシーズンも相手選手を薙ぎ倒しチームを勝利に導くことで、彼の選択を「正解」にして欲しいと願っております。

 

 続きまして、弊部の近況報告をさせていただきます。弊部は関東大学アイスホッケーリーグ戦(通称秋リーグ)のセカンドリーグを戦っております。11/16(土)に行われた青山学院大学戦では、早々に3失点してしまったものの、なんとか勝ち点3を取ることができました。多くの反省が残った試合でしたが、次戦の日本体育大学戦ではしっかりと勝利できるようチーム一丸となって取り組んで参りますので、引き続き応援のほど、よろしくお願いします。

 

 さて、前置きが長くなってしまいましたが、本題に入らせていただきます。

 大学の4年間というのはあっという間で、ついに最後のダイアリーとなってしまいました。学生ホッケーを締めくくるダイアリーとして何を書くかとても迷いましたが、1〜3年時には書いていなかったアイスホッケーについて書かせていただこうと思います。拙い文章になってしまうかと思いますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

 最後のダイアリーのテーマは「最大勢力と野望」です。

 ここでの「最大勢力」とは文字通りの意味で、慶應義塾體育會スケート部ホッケー部門にいる勢力で1番大きい勢力のことを指します。ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、現在弊部において最大勢力(クラブチームにおいて)となっているのは高田馬場アトムズです。私、弟の晶大、3年FW小島佑太、3年GK多田圭之介、2年FW栖原大河、1年FW芝田光希の6名(中2から移籍してきた4年GK中西を含めると7名)います。ここ数年で選手の約20%を占める立派な勢力に成長を遂げました。他のクラブチーム出身者は多くてもせいぜい2,3人程ですが、なぜここまで大きくなったのか、そこには親世代の大きな「野望」が関わっています。

 

 親世代の多くは高校からアイスホッケーを始め、現在では考えられないほどの厳しいトレーニングを重ねてきたのではないかと思います。しかし、早慶戦においては早稲田に勝てず、悔しい思いをしてきたと伺っております。そこで頭の良い我々の父達は、自分の息子に幼少期からアイスホッケーに触れさせれば、早稲田に勝てるのではないかと思いついた(はず)のです。物心着いた頃には家に小さなスティックがあり、気づいたらアイスホッケーを始めていて、よくアジアリーグや早慶戦に連れてかれました。今思い返してみると、早慶戦の際に父がよく言っていた「大学に入ったら早稲田に勝って歴史を変えるんだぞ」という言葉には大きな野望が込められていたのではないかと思います。

 

 こういった経緯があり、高田馬場アトムズの選手の保護者は慶應義塾出身者がとんでもない人数(私がぱっと思いつくだけで體育會出身が10名、塾高アイスホッケー部出身者が3名)いらっしゃいます。というわけで、現在のホッケー部門の最大勢力は高田馬場アトムズということになるのは必至です。

 

 最大勢力になった経緯についてだらだらと書いてしまいましたが、ここで大事なのは野望が達成されたのか否かということです。6年前、滝コーチが主将の時に43年ぶりの早慶戦での勝利を達成されましたが、当時私はまだ高校一年生でした。43年ぶりの歴史的勝利には多くの感動を与えてもらいましたが、私達が最大勢力となった今、早慶戦で勝利することで、一部の方々には6年前とは異なる感動を届けることができると考えています。

 

 野望という表現を選んでしまいましたが、とてもお金がかかり送迎なども大変なアイスホッケーを17年間も続けさせていただいたことにとても感謝しています。恩返しの方法として大会で結果を残すことや、立派な人間に成長することはもちろん大切です。しかし、22年間(ホッケーを始めてからは17年間)の恩返しとして、最後ぐらいはその野望を叶えてあげたいと強く感じています。過程だけでなく結果にも拘っていきたいと思いますので、ラスト1ヶ月ちょっと応援していただければと思います。

 

 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。次のダイアリーは4年MGの髙木麗です。麗といえば、最初の陸トレ後にラーメン屋に連れて行ってしまい、ラーメンご飯のセットを注文し、なかなか食べられず苦しんでいる姿がとても印象的でした。朝からラーメンに連れていかれ部をやめるかどうか悩んだと言われた時は、強く反省しましたし、辞めずにMGとして最後まで部のために動いてくれたことに本当に感謝しております。また、有馬のダイアリーではぶち上げ側面をほとんど見たことがないと書かれていましたが、同期の私から見れば同期一のぶち上げキャラです。

 そんな麗ですが、最近バッサリと髪を切ってイメチェンしました。ぶち上げキャラの麗さんがイメチェンをするということで、勝手に何か意味があるのではないかと推測しております。もし何か意味があったら聞いてみたいですね。卒論で忙しそうにしていますが、文学部の麗さんは文章を書くのが上手だと思うので、皆さん期待して待ちましょう。それでは麗、よろしく!