チームダイアリーをご覧の皆様、こんにちは。3年DF有馬龍太さんよりご紹介に預かりました3年FW沖野颯一と申します。

 有馬さんは入部当初から一番お世話になっている大好きな先輩です。有馬さんといえば部内でも屈指の肉体を有しておりリアルケンタウロス(肉体美+有馬さんの「馬」)と認識していますが、試合中も相手に激しいチェックを食らっても決して倒れることはなく、壁のように君臨しています。そんな試合中に圧倒的な存在感を放っている有馬さんなので怖がられることも少なくないようですが、意外な一面もあるそうで、有馬さんは恋愛面においてはデレデレであるという噂を耳にしたことがあります。皆さん、有馬さんは24時間365日「有馬さん」をしている訳ではないのです。安心して話しかけてみてはいかかでしょうか?まだまだ有馬さんの話は尽きませんが、このくらいにしておきます。これからも師匠としてよろしくお願いいたします!

 

 さて、そろそろ本題に入らせていただきます。拙い文書ではありますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。


 突然ですが、皆さんはタイムマシンが存在したら何をしますか?少しふざけた質問のように思われるかもしれませんが、至って真剣な質問です。過去に行って自分に手助けをするのもよし、手助けをせずに見守るものよし、未来に行って自分の将来を知ることもよし、何でもありです。一度真剣に考えてみてください。

 考えていただけたでしょうか?もし、「自分の将来を見に行く」という選択をした方、「過去でも未来でも構いませんが自分に対して手助けをしたい」と考えた方、おそらく僕とは気が合いません。すみません。

 まず、将来の自分を見に行くという選択をした方、将来に自分の姿を見てしまったらその後の人生は果たして楽しいでしょうか?人生というのは、自分がこれからどうなるかわからないからこそ今を全力で生き、楽しいのではないでしょうか。そして少しややこしい話にはなりますが、自分の将来を知ってしまった時点でおそらく自分が見た将来の自分には良くも悪くもなることは出来ないでしょう。タイムマシンに乗って見に行った自分の将来の姿というのは、将来の自分を見ることなく生きた純粋な自分が生きた結果の姿だからです。将来が想像より良かった人はおそらく今までよりも少し怠惰な生活を送ることになると思いますし、想像より悪かった人はもっと頑張らないといけないと思うわけで、どちらにせよ本来の自分とは違った行動を行うことになるわけです。

 次に、過去または将来の自分に何かしらの手助けを施す選択をした方、それこそ本来の自分を捨てているとは思いませんか?僕にも過去に戻って後悔していることをやり直したいと思うことなどいくらでもありますが、絶対にやり直したくはありません。なぜなら、それが自分だからです。どこかで大失敗している自分も、少し成功している自分も、無駄な時間を過ごしている自分も、様々な出来事があったからこそ今の自分が形成されているのです。そんな自分を少しでも変えてしまったらそれはもはや自分の形をした何かだと感じてしまいます。


 ここまで読んで頂いた方にはもうお分かりかと思いますが、僕はタイムマシンに乗るとしても過去にしか行かずに、自分の過去を見守るだけのなんとも面白くない人間なのです。未来がわからないからただただ今を一生懸命に生きることしかしないのです。今を一生懸命に生きるというのは、時にはやりたくないことを継続してやらなければならないことがあると思いますが、自分なりにできるとこは精一杯やってきたつもりです。

 ここで紹介したい言葉があります。過酷な生活を送っていることで有名なお笑い芸人のオードリー春日俊彰さんがテレビの密着取材を受けている際、なぜそんなに頑張れるのか?という質問に対してこんなことを言っていました。

 

「未来の春日を喜ばせたい」

 

 今の自分が頑張ることによって、何日か先の、何年か先の自分を笑顔にすることができるという発想を持っているそうです。僕はこの考え方がすごく素敵だと思っています。これは部活動生活においてもとても重要なことで、氷上練習や陸トレのきついメニューであったり、毎週のウエイトであったり手を抜こうと思えばいくらでも楽できると思いますが、今全員で頑張ることがチームの勝利に繋がるかもしれない、陸トレで今日頑張れば次同じメニューが来たときに前回よりも早くなるかもしれない、ウエイトで今追い込めばMAX測定の記録が伸びるかもしれない、そう考えると辛いことも少しは頑張れます。頑張った結果がどうであれ自分でやり切ったと思えればそれほどまでに素晴らしいことはないと思っています。それが自分だからです。タイムマシンにでも乗って将来の自分が懐かしむいい思い出の1つにでもなってくれればここまでやってきてよかったと思えます。

 

 皆さんも何かをこれから頑張らなければいけない時、春日さんの言葉を思い出してみてはいかかでしょうか?僕はこれからもこの言葉を思い出して地道に自分なりに自分の道を進んでいこうと思います。

 最後まで読んでくださった皆様、お付き合いいただきありがとうございました。

 

 そして次回以降のダイアリーは、4年生となります。4年生のダイアリーが続くと引退が近づいていること実感し寂しくなりますね。そんな4年生最初のダイアリーという大役を任されたのは、4年DF川島隼さんです。川島さんとは普段から仲良くさせて頂いており、よく笑わせてもらっています。川島さんは部内随一の顔のカッコよさを持ち合わせておりますが可愛らしい一面もあります、それは写真を撮るときです。川島さんは写真を撮るとなぜか中学生にタイムスリップしてしまったのかと思わせるくらい若返るのです。これからの写真撮影の際にはぜひ注目ください!

 それでは川島さん、4年生トップバッターとして感動的なダイアリーをよろしくお願いします!