お世話になっております。

法学部政治学科3年の青木俊作です。

夏合宿も終盤、長かったように思えたシーズンも終わりに近づいています。

中でもお話ししたいことは、もちろん「第一遠泳」です!その他のシーズンの話は次回のブログで触れたいと思います!

当時の様子はInstagramで配信されておりますのでぜひご覧ください!!


(1000フォロワーも突破しました!)





ついに、第一遠泳を完泳することができました!




8/8、9の2日間にわたって行われた、
葉山ー伊東 相模湾横断65km遠泳は、
20時間43分27秒で泳者12名全員で完泳することができました。


正直なところ、嬉しいという言葉だけでは表現しきれません笑
ここまでが本当に長かったですし、悔しい思いも苦しい思いもたくさん経験した上でつかみ取った完泳です。


(昨年の鴨川ー大原40kmでの悔しさを晴らしました。)



浜に着いた瞬間、想像もできないくらい夢のような景色が広がっていました。

一緒に喜び合う泳者、泣いてまで喜んでくれるサポートのみんな、憧れだった先輩方との握手や抱擁、監督やOB・保護者の方々からの拍手や慰労のお言葉、そして應援指導部の皆様の大声援。


(Instagramでは感動のゴールする瞬間のライブが配信されていますよ!)



今まで見ることも感じることもできなかった経験ができて、本当に夢のようでした!

本当に関わってくださった全ての皆様のおかげで完泳できました。感謝しかありません。


それでは毎回恒例の、泳者感想(空気を読んでいつもより短め)書かせてもらいます笑


予想していた通り、遠泳も長時間と同じで1日目が肉体との戦い、2日目が精神との戦いでした。
1日目は9時間と決まっていたので精神的にきつくはなく、ただただ消耗する体と戦うだけでした。
2日目は11時間43分泳いだわけですが、逆潮に捕まったりいつ着くか分からない中泳いだりと中々精神的にきつい時間もありました。




しかし、やはり泳者とサポートのみんなに助けられました。

泳者は誰かが辛くなりだすとみんなで励まし合い、僕がえぐった時は隊伍の後ろで泳がせてくれました。

サポートは僕らが泳ぎやすいように全ての環境を整えてくれました。本当にここでは書ききれないほど苦労をかけてしまいましたが、何とか完泳という結果で恩返しできて良かったです。



(泳いでいて塾旗と横断幕が見えた時は本当に感動しました。)



また、應援指導部の同期の子が2日間とも指揮船に乗ってくれた事がかなり完泳の要因として大きかったです。指揮船メンツと一緒になって應援で盛り上げてくれ、神宮球場で普段聞いているコールを葉山バージョンに変えたりしてくれ、常にテンションが上がった状態で泳ぐ事ができました。


スタートとゴール時にも應援指導部の方々が駆けつけてくださり、とても楽しかったです。ありがとうございました!





泳ぎ終わって最も嬉しかったことは、先輩や後輩が泣いている姿を見られたことです。

飯田さんや永井さんが涙しながら「おめでとう」と声をかけてくださったり、篠田さんや中島さんも「よく頑張ったね」と声をかけてくださりとても嬉しかったです。


(お気に入りの写真)


高校葉山に入部した2019年に初めて見た第一遠泳が連日65kmでした。当時の主将の小林さんのコンセプトや計画を聞き遠泳の壮大さを感じ、成功を楽しみにしていましたが残念ながら台風のため実施できませんでした。
小林さんの代をはじめ歴代の先輩方が成功できなかった連日遠泳を僕たちが完泳することができ、一つ恩返しできた気がしました。


(20時間43分27秒の軌跡)



また、さえや竹崎、高校生の河野なども泣いている姿を見られて込み上げるものがありました。
普段ふざけてばかりの僕らですが、第一遠泳の完泳で後輩たちに感動するほど喜んでくれるものを見せてあげられて良かったです。
きっと選手の後輩たちは来年以降第一遠泳を目指してくれると思います!


その他にも監督やOB、保護者の方々をはじめ、野田さんの代の高校葉山の先輩方にも完泳を見届けていただけたのでとても嬉しかったです!


(コロナ期間を共にした高校葉山2020。野田さんの代の方が全員来てくださりとても嬉しかったです!)



ひとまず葉山での選手生活においての夢は叶ったわけですが、また新たな目標ができました。
それは、「1人でも多くの後輩を第一遠泳のゴール地点に連れて行く」ことです!

去年も今年も、引っ張ってもらい最後まで泳ぐ事が多かったので、最後となる来年の遠泳は最上級生として第一遠泳を夢見る後輩たちを、僕が泳者として一緒に泳ぎ引っ張り、共にゴール地点の浜を踏みたいと思います。

ONE PIECEでルフィが「夢の果て」を語るシーンがありますが、僕にとってはこれが夢の果てです。



(超絶お気に入り写真。携帯の待ち受けにしました。)



ラスト1年も頑張ります💪




さて今回のテーマは、「遠泳、試合前のルーティン」です。僕は自分自身のコンディション調整を人一倍大事にしているので、気をつけていることも様々あります。


今回は水泳・過ごし方・メンタルの3つに分けてご紹介します!もちろん自分なりの方法なので合う・合わないや間違っていることもあるかもしれませんのでご参考程度に!


水泳
→僕は遠泳や試合前になるとタイムよりも「水をつかむ感覚」をとても大切にしています。調整に入ってからは泳力もそんなに変わらないだろうと思っているからです笑
なので水泳練ではIM、スカーリングやドッグプル、キャッチアップを欠かさず行う事で水をつかむ感覚を忘れないようにしています。
これにこだわる理由は、この感覚があると安心できるからです笑
水さえつかめていれば、プールでも海でも計画のタイムに何とか着いていけるだろうと思っています。


過ごし方
→体のリカバリー、ケアに気を使っています。僕はみんなより体が小さく、筋肉もないのでその分体の柔軟性や可動域を広げる事で補おうとしています。肩や肩甲骨、腕のストレッチはほぼ毎日欠かさず行っていますし、遠泳前等になると時間や種類も増やしています。そうすることで特定の筋肉に頼らず、全身の筋肉を上手く使いながら疲れにくいフォームで泳ぐ事ができると思います。
普段朝6時にプールに来るのも、ストレッチを長く行うことで体のケアや泳ぐ準備を行うためです。(前回ブログ冒頭の回収できましたね笑)

ケアに関しては、湯船に浸かることや、整体に通うこと、湿布や磁気のパッチなどを貼ったりしてリカバリーを早める努力をしています。
(ご飯と睡眠に関してはあまり実践できていないのでまだまだ課題です。)



メンタル
→遠泳を泳ぐ上で最も大事とも言えるでしょう。僕はまあまあ(?)メンタルの強さには自信があります。意識していることは、「常に余裕を作るようにする」ことです。
遠泳中のきつい場面を例に挙げてみようと思います。

体が痛くなってきてきつくなった時→「いや、いつかの練習の時の方がきつかったしこのくらい大丈夫、何とかなる!」

連日の2日目に筋肉痛がえぐすぎて絶望している時→「もっと筋肉痛やばいのに練習した時あったな、しかももっとメニューえぐかった記憶あるな、なら大丈夫だ!」

海が冷たくて寒い時→「今年の静岡お茶OWSの方が1000倍寒かったな、これくらい普通に泳げるわ」

とこのように、過去と比較して今の状況は比較的余裕なんだと思い込むことで心に余裕を作ります。普通に脳筋思考ですね笑

ですが、この思考法のおかげで昨年の鴨川ー大原40kmで置いて行かれた時も、今年の連日長時間と遠泳でも気持ちが折れずに最後まで泳ぎ切ることができました。一応おすすめはしておきます笑

まさに「練習ハ不可能ヲ可能ニス」ですね!



今回はこの辺りで失礼させていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!



次は宇佐見です!
やっと一緒に第一遠泳を完泳できて本当に嬉しかった。完泳して素直な気持ちを教えて!



公式HP

https://keio-hayama.com/

Instagram

https://instagram.com/keio_hayama?igshid=YmMyMTA2M2Y=

Twitter

https://twitter.com/keio_hayama?s=21&t=GQueE8bsZkV-KRfh1CweWA