地震に強い住宅の広告を見て、私が感じる危険性とは?” | 子どもの命を守りたいと思うママへ もしもの時に備える主婦目線の防災備蓄術

子どもの命を守りたいと思うママへ もしもの時に備える主婦目線の防災備蓄術

フツーに言われている防災の知識がどうもピンとこない。一番は「レトルトや缶詰、インスタント食」など苦手。あんな「毒食」を食べ慣れるローリングストックなんてしたくない。そんなことを考えている母の防災備蓄術。

最近、SNSやテレビ、新聞などで
「地震に強い家」や「災害に強い住宅」の広告、よく見かけませんか?

🌞 太陽光
🔋 蓄電池
🚗 EV(電気自動車)
💧 地下水や貯水タンク
 

たしかに、とても素晴らしい機能です✨

備えている方の意識の高さ、本当にすごいと思います。


でも――
現場を知っている私から、どうしても伝えておきたいことがあります。

 

それは、

災害時の本当のリスクは、「家の強さ」だけでは守れないということです。

 

🏠 電気がついている
🚿 水が出る
🚗 EVが使える

こうした家は、被災直後の街の中で…とても目立ちます。

 

そして、人が集まってきます。

「うちの子が飢えていて…」
「少しだけ、分けてもらえませんか」
「ここに物資があるって聞いてきたんです」

そんな声が次々と届いたとき、
あなたなら、どうしますか?



その家に備えがあっても、
「助けられる人数」や「受け入れられる状況」には限りがあります。


あなただったらどうされますか?

私は、脅かしたいわけではありません。
 

ただ、
誰も言わないけれど、実際に起こりうる現実
ちゃんと知っておいてほしいと思っています。


「助けたい」と「守りたい」――
どちらも間違っていないけれど、
その間で揺れ動くのが、災害時の“リアル”なんです。



完璧な備えなんて、ありません。
でも、「こんなことが起きる可能性がある」ことをしっかり知ること
それが本当に防災だと思う。
 

だから私はこれからも、
「見えにくいリスク」もお話ししてきます。


防災アドバイザー岡部梨恵子