長倉圭井子事務所です。

学校からの依頼で奨学金相談を承ることもございます。
進路決定者で該当生徒を対象に個別相談を行う活動もしております。

希望の進路・夢実現には、やはり先立つもの(お金)が必要です。
当事務所への来所の場合はFPとの専門家相談も連携しており、個人向け相談ではマネープラン作成を有料で行っております。借入パターンと返済パターンのシュミレーションを把握して、さらに生活費・ライフプランとあわせてご利用頂くこともおすすめしています。

今回は高等学校の生徒の保護者で、不況の煽りにより経済的困難がある方向けに、奨学金情報を掲載させて頂きます。長倉が訪問する公立学校でも経済事情からアルバイトをする学生は多数いるものの、昨今の報道でも目の当たりにする状況からも、情報提供の必要性を痛感しております。

入試合格発表の後、数日~数週間で「入学手続」期間が設けられます。
書類提出と共に「入学金+前期授業料+諸経費」を納入。滞ると入学辞退と見なされます。併願を認めていると延納が出来ますが、期間内に納入が必要になります。

奨学金は学校独自の奨学金制度を充実させているところも多いので、パンフレット等でご確認ください。今回はそれ以外の公的・民間奨学金の概略をご紹介します。

日本学生支援機構(旧・育英奨学金)0570-03-7240
※学力・年収所得の上限額がございますのでご確認ください。
http://www.jasso.go.jp/shougakukin/index.html

第一種(無利息)・第二種(利息付) ※給付はございません。
第二種の利息は卒業後に発生します。条件によっては第一種と第二種の併用貸与が可能な場合がございます。

希望により入学月初回基本月額に30万円増額する「入学時特別増額貸与奨学金制度(利息付)がございます。

国民生活金融公庫(教育一般貸付)0570-008656

入学前に入学時納入金を用意出来ます。志望校が決まった時点で申し込み、契約書類・合格証明書類が整い次第、入学金を支払う時期より前に融資を受けられます。

在学中は元金据え置きが可能・利息のみ返済。
借入金額1人につき200万円以内です。所得制限額があります。

国民生活金融公庫では、郵貯貸付・年金教育貸付もあります。

その他みずほ銀行・三菱東京UFJ銀行・労働金庫・JAといった教育ローン、
雇用能力開発機構・財形教育融資制度、交通遺児育英会、あしなが育英会があります。さらに新聞配達をしながらという各種新聞奨学会もあります。
地方自治体、さらに企業にも育英奨学金制度がございます。

その他、進学後に利用できる奨学金や費用サポート制度、分納制度等も活用を検討して、アルバイトをあわせて検討してみることをお勧めします。
各学校で奨学生・特待生制度は給付も含めて複数種ございます。入試と連動した制度も多数みられるようになりました。

いずれの奨学金制度でも「手続時期」がありますので、書類を整える準備にも期間が要りますから、利用を希望している場合、必ず確認をお願いします。

また入学後のサポートが充実している学校は少なくなりません。不況の煽りで支払えない場合、黙って滞納するのではなく、学生課にまずは相談してみて下さい。

詳細・手続き等は在籍校、さらに進路先学校にお問い合わせください。
何かのお役に立てれば幸いです。