妊娠9ヶ月。
絶賛息子と自粛中。
夫はひたすらテレワーク。
生活はガラリと変わってしまったけれど、なんだかんだで穏やかな日々を送れている気がします。
けれども、やはり5歳の息子の体力は∞です。
朝は早いし夜は寝ない。
幼稚園に行けないし友達とも遊べないストレスからか、何かにつけて「お母さんじゃないとやだー!!」…
そんな昨夜。
夫と息子がやっと寝静まった頃、キッチンリセットも終わり、そろそろ風呂に入ろうかね。
あらあら、塩辛が出しっぱなしだわ。
しまおうと冷蔵庫を開けた瞬間…
バッシャーーーーーーーン
カランカランカラン…
床一面に広がったのは、明日の朝食になるはずだったなめこの味噌汁。
なぜかキッチンから離れた寝室から聞こえてくる穏やかな寝息。
フワァっと漂う懐かしいにおいには何だかノスタルジーを感じます。
こういう時ってよくスローモーションがどうとかよく聞きますが、一瞬なんですねぇ。
鍋が落ちていく残像すら見えなかった…。
そもそも、なんで開けた瞬間落ちてくるような置き方してたんやろ…私…。
悔しさと虚しさと…何でコロナやねんと関係ない怒りまで湧いてきて、何だかもうどうでも良くなって、さっきまでご飯にキヌアとか混ぜたりチアシード入りのホットミルクを毎晩寝る前に飲むのよとかほざいていたのに、雑巾絞るより前に手にしていたのはポテトチップスの袋!
(一応、お徳用じゃないやつ)
一袋開ける頃には冷蔵庫のドアポケットまでピカピカになりました。
お腹の子どもは、多分女の子らしいので床を拭きながら心の中で話しかけてみました。
あのな、女とて、独りで歯ァ食いしばって耐えなあかん時がある。
誰にも助けてもらえない時もある。
踏ん張ってようやく乗り越えたとしても、それは1円の価値にもならへん時がある。
でもね、その経験はきっと未来のあなたを強くしてくれる。
その時通らないといけない道がある。
何があっても腐ってはダメよ。
…
重たっ…!
こんな時もあるよね。
最近ハマっているたけのことふきの炊いたん。
ふきは小さい頃からずっと苦手で、実家にいる時も食卓にあがってきたときには「ウヘェ…おかあさぁーーーん(泣)!」ってなっていたのに!!
大好きなお店のテイクアウトのお弁当に入っていたふきが美味しくて美味しくてもう一度食べたくて自分で再現(といっちゃ失礼ですが…!)してみました。
初めてふきを料理したけれど、美味しく料理するにはなかなか手間がかかる。
母も、忙しい合間を縫って下処理してくれていたのかな。
やっぱりノスタルジー!!